クリムゾンテクノロジー株式会社は4月3日、あらかじめ用意されたキャラクターの声にリアルタイムで変換できるソフトウェア「Voidol – Powered by リアチェンvoice -」(以下Voidol)のmacOS版をリリースした。プリセットキャラクターとして「音宮いろは」と「くりむ蔵」のボイスを付属。Vtubeをはじめ、様々なコンテンツ制作での活用を想定しているとのこと。
4月5日(金)まで東京ビッグサイトで開催中のAI・人工知能EXPOに出展、デモンストレーションを行う。
なお、Windows版のリリースは今年の第一四半期中を予定している。
目次
「Voidol – Powered by リアチェンvoice -」について
同社は、「AIエンターテインメントの市場創出」に向けた新規事業方針の一環として、名古屋大学大学院情報学科研究科所の戸田智基教授の協力のもと、機械学習を用いて人間の声をリアルタイムで特定キャラクターの声に変換する業界初の音声AI変換技術を開発。
その技術を応用した「リアチェンvoice(PRO版 )」を提供、アトラクションでのショーナレーターなどの分野で既に導入されている。また、iOSアプリ版として特定のキャラクターの声に変換できる「リアチェンvoice〜ジュラ紀版」も昨年リリースしている。
今回リリースのVoidolは「リアチェンvoice」のPCソフトウェア版にあたり、SNS配信やチャットなどで役に立つ、様々な機能を備える。
販売価格は2,000円。7月末日まで960円のキャンペーン価格で提供している。
主な機能
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リアルタイムで特定のキャラクターに声質変換
- Voidolはリアチェンvoiceの技術を用いて、リアルタイムで特定のキャラクターへの声質変換を実現します。アプリケーションには2つのキャラクターが付属。今後、「東北ずん子」や「鷹の爪団の吉田くん」などの人気キャラクターの声に加え、小岩井ことりさんの声を採用した「声乃ツバサ」など、自社キャラクターを含め計10種類以上のキャラクターのボイスモデル(変換する声の対象)を発売予定。ボイスモデルは今後も増やしていくとのこと。
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他のアプリケーションとの併用が可能
- Voidolは他のアプリケーションとの併用を想定しており、CGキャラクターを動かすアプリケーションなどと組み合わせることで、より創作の幅を広げることができる。
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リバーブエフェクトの搭載
- Voidolは声に広がりを持たせることができるリバーブエフェクトを搭載。ルームリバーブやホールリバーブなど、豊富な種類のリバーブによって声を自然に演出することが可能。
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ダッキング機能の搭載
- 声の音量に合わせ、バックグラウンドで流れているBGMの音量を自動で調整。これにより背景で音楽を流しながら自然に声質変換を行うことが可能になった。
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ノイズゲート機能の搭載
- ノイズゲート機能の搭載によって、声質変換中に発生する周囲のノイズを軽減することが可能。
「リアチェンvoice」デモ動画(参考用)
※「Voidol」ではなく「リアチェンvoice」のデモ。「Voidol」は「リアチェンvoice」のナレータの機械学習を省略した簡易版にあたるが、十分に声の変換を楽しむことができるとのこと。
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