2019年3月。「v-tuber zero」が、バーチャルYouTuberの新プロジェクトを発表しました。
v-tuber zeroは、VTuberとVRに特化したWebメディア。2018年2月にオープンして以来、VTuber関連の最新情報を取り扱っています。そんなv-tuber zeroが自ら業界を盛り上げるべく、サイト公開から1年が経った2019年3月に新たなプロジェクトを始動。
それが、「ZERO Project」です。
”ゼロからセカイへ。”新たなバーチャルタレントを目覚めさせる『ZERO Project』が始動! https://t.co/3HFJjBQ0uL#ZEROPRoject #ぜろぷろ #Vtuber
— v-tuber zero💛🎧🍡💫🍤🍖ZERO Project (@vtuber0) March 4, 2019
VTuber運営、始めました。 pic.twitter.com/9r1FwnhYNY
コンセプトは、「ゼロからセカイへ。」「ゼロから始めるバーチャルタレント」。
途中、初期メンバーの卒業もありましたが、現在は5名のバーチャルタレントが所属(+パートナーシップ1名)。最近はリアルイベントも頻繁に開催しており、数多くのファンを集めています。
本記事では、そんな「ZERO Project」に所属する5名のバーチャルタレントを紹介。プロジェクト始動1周年を迎え、ますます活動の幅を広げる彼女たちの魅力に迫ります。
紡音れい
白・黒・青を基調とした出で立ちに、ヘッドホンやイヤリングといったアクセサリーがおしゃれな、クール系ケモ耳女子。しかし声を出せば、どこかあどけなさを感じられる唯一無二の声がとってもキュート。
音楽と寿司と推しが大好きな、天才美少女Mix師。
それが、紡音れい(つむぎねれい)さんです。
ZERO Project所属のVTuberとしては最も活動歴が長く、複数のプラットフォームで活躍中。普段はYouTube・SHOWROOM・IRIAMで動画投稿やライブ配信を行っているほか、『わくわく!VTuberひろば』をはじめとするリアルイベントへの出演実績も豊富です。
重度のTwitter廃人としても定評があり、「だいたいいつもタイムラインにいる」のは自他共に認めるところ。息をするようにネタツイートを投下しており、バズることも少なくありません。彼女が投稿したハッシュタグ「#Vtuber丸メガネ選手権」はTwitterのトレンドワードにも上がり、多くのVTuberを巻き込んで話題になりました。
【参加求む】
— 紡音れい🍣🎧ガチイベ (@tmgnrei) August 8, 2019
丸メガネが一番似合うVtuberを決める選手権ッ!
開催ッ!👊
丸メガネ装着方法は簡単ッ!
Twitterのスタンプ機能を使うだけッ!
みんな、自撮り🤳に丸メガネスタンプをつけるんだッ!
需要は僕にあるッ!😇😇😇😇😇#Vtuber丸メガネ選手権 pic.twitter.com/u8RfTJDahw
また「天才美少女Mix師」と自称しているように、ミックス技術を持っている点も彼女の強み。他のVTuberの「歌ってみた」のミックスを担当することもあります。彼女自ら歌ってミックスした動画としては、柚子花さんとコラボした『劣等上等』が10,000再生を突破しています。
そんなれいさんの代表曲が、オリジナル曲『DANCE is the answer』(VTuberオムニバスCD『VirtuaREAL.01』収録)。2020年1月開催のCDのリリース記念イベントで披露したほか、VTuber関連のクラブイベントでもよく流される曲になりつつあります。
歌えばカッコいい、話せばかわいい、ツイートすればおもしろ芸人と、いくつもの魅力的な顔を持つ彼女。声を聞いてビビッときた人はもちろん、配信ではたびたびインターネット老人会が催されることから、古のネット住民にもおすすめのVTuberです。
桜夢なな
桃・白・緑の三色だんごを片手に颯爽と登場した、長いツインテールを持つケモ耳娘。見た目どおりに元気いっぱいの声色だけでなく、妖艶なお姉さんボイスやロリボイスも出せる、多彩な声色の持ち主。
百合とエロゲを愛するオタク娘。
それが、桜夢なな(さくらむなな)さんです。
2019年8月に「桜夢なな」としての活動を開始し、そのぶっ飛んだ言動と動画で周囲を戸惑わせた777歳。SHOWROOMとYouTubeを中心に活動しているほか、Twitterでは短い寸劇やボイスをツイートすることもあります。
どこへ行っても個性あふれるNANAさんワールドを展開し、彼女のファンである“だんごファミリア”たちを魅了している彼女。たまに登場する「オルタ」も含め、ころころと変化する表情豊かな声が魅力です。一部からは「ぜろぷろのセンシティブ枠」という声もあるとか。
Twitterの♡たくさん押して欲しいのぉおおおおお❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️
— 🍡桜夢 なな⚜ぬるぺた宣伝大使🌈新人vtuber (@skrmnana) February 29, 2020
RTもいっぱいおちてほちいよぉおおおおおおお!!!らめぇ!そんなに押したら目が回っちゃうぅぅ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤YouTubeのチャンネル登録もたくさん欲しいよぉおお欲張りでごめんなさいぃでも1番欲しいのは君からの愛なの pic.twitter.com/oqBDliVA1e
また、本人も公言しているとおり、生粋のオタクでもあります。特に百合作品とエロゲについての知識は驚くほどに豊富で、語り始めたら止まらない。
自己紹介動画で挙げられているメーカー名(K●y、あかべ●そふと、みな●そふと、フロント●イング)を見てピンときたそこのアナタは、きっと彼女の配信が楽しめるはず。手に持つ“だんご”を見て、何かを察せる方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近は美少女ゲームの実況配信もしています。
自身の「好き」をさらけ出しながらノンストップで突っ走る、愛にあふれるオタク娘。彼女が今後どのような世界を見せてくれるのか、楽しみでなりません。
熊野ぽえみ
シックな装いと、全身をヴェールに包まれた姿は、見るからに清楚なお姉さん。ふらっと配信を覗きに行くと、聞き取りやすくもゆるい声で、リスナーに向かって「こっぽえ」とご挨拶。
児童書と銭湯とネギトロを嗜む、優しい森のクマさん。
それが、熊野ぽえみ(くまのぽえみ)さんです。
きれいな歌声と軽妙なトークが評判の、一見すると清楚なVTuber。透きとおるようにきれいな高音と、時に甘く響く歌声に惹かれる人は少なくなく、「Twitterで流れてきた歌声を聴いて好きになった」という声もよく聞きます。
しかし漲る野生の本能が隠しきれておらず、オタクに対しては当たりが強い彼女。二言目には「は? キモ〜!」「このハゲー!!」などとリスナーを罵りつつ、嫌いなものには嫌いと遠慮なく言い放つ清々しさがあります(もちろんフォローも忘れずに)。そんな彼女の毒舌は、ゲーム実況との相性もばっちり。
vtuberにvtuberを追っかけるのを否定される動画です pic.twitter.com/nblfgT5ym4
— 熊野ぽえみ💫 (@pompompoemi) March 10, 2020
また、お酒を飲みながらの雑談配信も名物。
大好きな戦闘……もとい銭湯の話では饒舌になり、質問すれば嬉々としておすすめの銭湯を教えてくれます。一方で、元カレや厄介おじさんに対する文句や思い出語りは、リスナーも巻き込んで盛り上がり。そんな彼女の話しぶりからは、一本筋の通った価値観が垣間見えます。
そもそものVTuberデビューのきっかけからして、「彼氏と別れたから」とあけすけに書いているほど。デビュー2日目にしてツイートがバズり、「またやべえヤツが出てきたぞ……」と話題になっていました。
昨日の配信のお気に入りポイント pic.twitter.com/PzxyLamoNX
— 熊野ぽえみ💫 (@pompompoemi) March 14, 2020
とはいえ、すべてをなぎ倒す怪獣というわけではなく、むしろファンを大切にする気持ちは人一倍強いようにも見える、ぽえみさん。
うっかり森で出くわしてしまったときは、慌てずに「こっぽえ」と挨拶しつつ、個人情報を差し出し、頭を垂れましょう。そうすればきっと、快くパ○コを分けてくれるはずです。
黄ノ星つくり
名前のとおり「黄」系統の髪・瞳・耳が印象的な、リスっ娘VTuber。モフモフの尻尾から覗く小さなリス・きぃくんとはいつも一緒で、絵や文字を描いて意思疎通をしているそう。
デ〇ズニーとピ〇チュウ、そして推しが大好きな、芸術系エンターテイナー。
それが、黄ノ星つくり(きのほしつくり)さんです。
デビューしたのは比較的最近で、2019年12月のこと。
それ以前はスタッフとしてぜろぷろのお手伝いをしており、グッズのイラストなどを手掛けていました。「自分が作った作品によってみんなを楽しませたい、喜ばせたい」という気持ちがあったことから、「芸術系エンターテイナー」を名乗り、VTuber活動を始めたそうです。
自己紹介動画によれば、イラストのみならず、デッサン・ミニチュア制作・各種デザインなども手がけた経験があるとの話。歌うのも大好きだったり、もともとVTuberが好きで追っていたりと、多彩な技術と視点を持った、つよつよクリエイターであると言えるでしょう。
主な活動場所は、YouTubeとSHOWROOM。YouTubeでは、少し前まで『MOON』の実況配信をしていました。現在は『Minecraft』をプレイ中。SHOWROOMは歌配信が多めで、アニソンやボカロ曲を中心に好きな曲をたっぷり披露。心の底から楽しそうに歌っているのが伝わってくる、元気になれる配信です。
一方では、クリエイターとしての企画や活動にも積極的。
フォロワーにアイコンを描いてプレゼントする企画をTwitterで毎月やっているほか、グッズにも使えるイラスト制作権をかけたイベントをSHOWROOMで主催。クリエイター系VTuberならではの企画は注目度も高く、第1回イベントでは15人ものVTuberと配信者が参加しました(3/20まで第2回イベントが開催中です)。
【✨アイコン企画 3月編✨】
— 黄ノ星つくり🐿️🍤新人Vtuber✨収益化通ると3D化決定✨ (@knhs_Tsukuri) March 4, 2020
フォロワーさんいつもありがとうの気持ちを込めて、〖抽選で2名様〗に無償でアイコンを描いてプレゼントします〜!!👏🎉
🌟期限:3月7日23:59まで
🌟応募条件:画像3枚目必読!!
たくさんのご応募お待ちしております🤗✨✨#アイコン企画 pic.twitter.com/ErPmdeNc98
「創作」への愛は人一倍強い、明るく愛らしいリスっ娘。その意欲と多才ぶりでますます活動の幅を広げていくだろう彼女の道行きを、あなたも一緒に辿りませんか?
天爛みぃ
第一印象は、セクシーなお姉さん。しかしよく見れば、頭には角が、背中には控えめな翼が生えており、そして何よりもグラデーションに彩られた大きな尻尾が目を引く、カッコかわいいドラゴン娘。
名前のとおりに天真爛漫な、ドラゴン系新人VTuber。
それが、天爛みぃ(てんらんみぃ)さんです。
動画の最後奇跡的にウィンクできた!!!!! pic.twitter.com/CrafaxH2RL
— 天爛みぃ🐉🍖 (@tnrnmii) March 2, 2020
2020年2月にデビューしたばかりの新人ということもあり、まだYouTubeに動画はありません。現在はSHOWROOMで精力的に活動中。ぜろぷろ内では一番の新人ながら、6666万歳という最高齢(多分)の年の功と人懐っこさで、並々ならぬ存在感を発揮しています。
SHOWROOMでは雑談を中心に行いつつ、ニュース・天気予報・星座占いといったコーナーも用意。配信での企画やTwitterでの様子からは生真面目さが伝わってきますが、しかし一方では、天然でポンコツなイメージも強い彼女。そういったギャップも、みぃさんの魅力と言えそうです。
【重大告知!!】
— 天爛みぃ🐉🍖 (@tnrnmii) February 7, 2020
ついに 動 き ま す !!
天爛みぃLive2Dお披露目!!!
ゲスト:菜花ななさん
桜夢ななちゃん
Wななちゃんを迎えて、可動域すごすごの私をみに来るのだ!!!
ものすごく楽しみ😊✌️✌️✌️✌️✌️
2月9日(日)22:00〜 in showroom
👇👇👇👇👇https://t.co/JmqTcUFNJE pic.twitter.com/Wpmgb674tR
活動歴は短いながら、イベントへの出演やコラボ配信の機会は多め。彼女が「天爛みぃ」に決まったオーディションの最終審査イベントを皮切りに、2月には武良崎ゆきさん、まどろみ姉さんの2人と共に『バーチャルメイド喫茶』に出演しました。
それ以外にも、ぜろぷろのお正月企画やキナプロとのコラボ配信に出演したほか、彼女自身のLive2Dお披露目配信では、桜夢ななさん、菜花ななさんの2人とコラボ。大勢のVTuberと交流し、デビュー間もないとは思えない堂々とした振る舞いで配信を盛り上げています。
私のやってるゲーム一覧です。
— 天爛みぃ🐉🍖 (@tnrnmii) February 19, 2020
みんなゲームやらないから知らないかな?😭😭😭😭😭 pic.twitter.com/F6GsnkImWD
とはいえ、まだまだ未知数な部分も多い彼女。「ゲーム好き」ということをたびたび話しており、ゆくゆくはYouTubeで実況配信をするつもりなのだとか……? 今後の活躍に期待が高まります。
まとめ
以上の5人のVTuberに加えて、パートナーシップを結んでいるUHA味覚糖公式バーチャルタレント兼SIXPACK公式VTuber・六葉ミカ(むつはみか)さんを加えた6人が、「ZERO Project」のメンバーとなります。
3月29日には1周年記念イベントとして、「ZEROProject 1st Anniversary Festa ”ぜろふぇす!”」を開催予定。残念ながらチケットは売り切れてしまいましたが、1周年を盛大にお祝いするこの日を楽しみにしているファンもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
(※3/26追記: 新型コロナウイルスの影響で延期が決定)
ゼロから始まり、メンバーを増やして、順調に活動の幅を広げてきた、ZERO Project。三者三様の魅力を持つ所属VTuberの活躍と躍進するZERO Projectの動向から、今年も目が離せません。
© ZERO Project
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