コラボ配信で盛り上がること間違いなし!
「Q」シリーズ最新作「Q2 HUMANITY」の魅力に迫る
2023年春に大ブレイクした物理演算ゲーム「Q REMASTERED」。
その続編「Q2 HUMANITY」の早期アクセスが、8月30日にsteamで開始した。
「Q」とは
株式会社リイカが開発・発売した物理演算パズルゲーム。
2015年1月にiOS/Android版でリリース後、Xbox One、ニンテンドー3DSに移植された。
2022年7月にはNintendo Switch版が『Q REMASTERED』のタイトルで発売。2023年5月にSteam版が発売された。
【インタビュー】新兎わいが考える「Q」シリーズの配信と、ショート動画作成のポイントとは?
前半では新兎わいさんへのインタビューに触れた。
後半である今回は、「Q」の生みの親であるリイカの栗田祐介さんから「Q2 HUMANITY」の魅力と、前作から進化したポイントについて伺った。
Q公式さんを撮影しようとしたら、こちらが概念と説明されて会議室で撮影。
――開発者から見た「Q2 HUMANITY」の魅力を教えてください
栗田祐介:
マルチプレイが入って最大4人で同時に遊べるところですね。
今回は前作と違ってキャラクターが登場するんです。
マリオみたいに操作できるキャラクターと、描くことの合わせ技で進めていくんですけど、たぶんそのタイプのゲームってないんですよ。
描いたものを持ったり、運んだり…そういった新しさが、魅力のひとつだと思います。
――キャラクターを登場させようと思ったきっかけはありますか?
栗田祐介:
「Q REMASTERED」は結構ご好評いただいているんですけど、元はというと8年前に出したスマホのアプリなんですよね。
その時も流行りはしたんですけど、キャラクター性がまったくないんですよ、このゲームって。
そうすると、たとえばコラボしたいとなった時、極端に弱い。
キャラクターがよそのゲームに出張するとか、もしくはよそのIPのキャラクターをこちらで出すとか、そういった横展開ができなかったので…。
キャラクターがいるといいんだろうなという気持ちが、常にどこかにあったんです。
進化した「Q2 HUMANITY」
――「Q2 HUMANITY」は、どんなところが前作から進化しましたか?
栗田祐介:
まずは、マルチプレイができてすごく楽しい。ここは自信があります。
あとは、キャラクターが色々な能力を持っているので、この能力を使ったらこんな事ができるんじゃないかと想像をふくらませられますね。
本来ならAという能力で解いてほしい問題も、たぶん他のキャラクターを使うことによって解けちゃったりするんですよ。
そういったゲームを壊すっていうんですかね。
制作者の意図通りじゃないことができるように作っているので、そういった部分も楽しんでいただけると思います。
多分、最初は面食らうと思うんですよ。これ全然違うゲームじゃないかって。
だけどやってくと「あ、やっぱりこれQだな」っていうフィーリングがあるので、「Q」を気に入ってくださった方はかなり楽しめると思います。
栗田祐介:
あと、これはセールスポイントかはわからないですけど…前作「Q REMASTERED」って難しすぎるんですよ。
――それは…先ほどの新兎さんの話でも出ていましたね。
新兎わい:
あー(笑)
栗田祐介:
配信を見ると絶叫されていて…「これ考えたやつ頭おかしいだろー!」って。
その動画を子供に見せると、子供は「この人悪いね」と言うんですけど、「違う違うこれ褒めてくれてるんだからね」って、そんなやり取りしたりとか。
難しいところが売りではあるんですけど、これはスマホ版の時の課題でもあったんです。
スマホ版はアプリ自体は無料で、広告を見てもらって収益を得るモデルだったんですけど、難しすぎてすぐに辞めちゃう人が多かったんです。
流行りはしたけど、最初の方しか触らない人も多かった。
それってビジネスとしては致命的ではあるんですよね。
なので、今回の「Q2 HUMANITY」では、極限までの胃がよじれるようなストレスはなくしています。
ちゃんと難しいけど、しっかり最後まで解いていけるバランスを心がけていますね。
――難易度のバランスは特に難しそうですね。
視聴者としては、配信者さんが「わー!」って叫んでいるのを見るのも楽しいですが…。
栗田祐介:
そうですね、視聴者の方はそういった部分も楽しんでいると思います。
ただ僕は作った人間なんで冷や汗かいているんですよ、ずっと。
ライブ配信なのにバグが出たらどうしようとか…冷や汗かいちゃって直視できないので、アーカイブを観たりしています。
途中、配信の話に触れたところで新兎さんが焦ったり、会議室の中に笑い声が響いたりと、楽しい雰囲気でインタビューは終わりとなった。
そしてこの後、いよいよ最新作「Q2 HUMANITY」の先行プレイに移る。
「Q2 HUMANITY」先行プレイ
先行プレイは、新兎さんと栗田さんを含む4名で行われた。
チュートリアルが終わると、前作でも登場していた変身ヒーロー(凡人)を操作できるようになる。
協力プレイ時に同じキャラを選択しても見分けがつくように、キャラクター名を設定できるようになっている。
おなじみの「描くこと」は健在だが、キャラクターを「操作すること」で、試行錯誤の幅が大きく広がっている。
キャラクターごとに違う能力を持っており、重い物を持ち上げるのが得意なキャラや、ジャンプ力があるキャラなど様々だ。
はじめはヒーロー(凡人)しかいないため、キャラクターを解放していく楽しみもある。
また、仮に解けないステージがあったとしても、キャラクターを手に入れるとクリアできるようになるなど、ゲームの進め方も幅が広い。
『Q2 HUMANITY』ではRemote Play Togetherを強く推奨しているとのこと。
開発チームからコメントが届いているので紹介します。
【Q公式からのコメント】
Q,Q2を配信していただいている配信様や、その配信を見ていただいている購入者様と直接触れ合うことができる『Q公式』として、
今回のコメントを書かせていただいております。
今回アーリーアクセスを開始している『Q2』というゲームの
新しいアプローチのためには、どうしてもマルチ要素が必要なコンセプトでした。
同時に『Q』の特徴である『自由に描き、それらを物理演算する』というゲーム性も維持するには
リアルタイムの物理演算をオンラインで同期させるのは非常に難しく、開発中課題でした。
そんなときに、SteamのRemote Play Togetherの機能を知り、これならマルチ要素を使うことでマルチ、リアルタイム物理演算が実現可能では考えました。
ホストの画面をマルチプレイ参加者にシェアする方式のため、プレイヤー間で同期を取る必要がなくなるためです。
Remote Play Togetherはその特性上、通常のマルチのような利便性が不足して分かりづらさや、やりにくさというところもありますが、
本来『Q2』に限らずこの機能を用いて遊ぶことで楽しさが増すゲームはあると思っています。
また、メリットのひとつとして、ホストがゲームを持っていればRemote Play Togetherの参加者はゲームを持っていなくても遊ぶことができます。
つまり1本で最大4人で楽しめるので、お客様に気軽に触れていただくこともできるのではと考えております。
Q2ではその操作方法やリモートの参加方法などをご案内し続けて行くことで、弊社ゲームに限らずインディーズゲームの可能性が広がると考えています。
『Q2 HUMANITY』公式サイトではRemote Play Togetherの始め方の解説ページをご用意(https://www.liica.co.jp/q2/remoteplay/)していたり、『Q』公式Tiwtterでは随時Remote Play Togetherの遊び方、楽しみ方をご紹介していったりと、Remote Play Togetherに関するご案内を適宜実施していく予定です。
無論、ゲームのご要望等を頂きブラッシュアップした形で正式版としてリリースに迎えればと考えております。
ぜひ皆さん、Q2やRemote Play Togetherをお楽しみください。
「Q2 HUMANITY」は8月30日からsteamで早期アクセスを開始した。
2023年の秋も「Q」がブームを巻き起こしそうだ。
株式会社リイカ
Q REMASTERED公式 https://www.liica.co.jp/q-switch/
Q2 HUMANITY公式 https://www.liica.co.jp/q2/
新兎わい(Vポスデータベース)
YouTube https://www.youtube.com/@nitowai/featured
X(Twitter) https://twitter.com/nitowai_
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