Vポスがスポンサーを務めた「Virtual人狼リーグ(以下VJリーグ)」。
Vtuber最強の人狼プレイヤーを決める大会、ではあるが、「人狼に興味はあるけど一緒に楽しむ相手が見つからない」「初心者には難しそう……」とお悩みのVtuber向けに初心者村なども建てられ、「人狼プレイヤー」の門戸を開くことも目的としていた。
2月18日から始まった1stシーズンは、5月6日に閉幕。2カ月半にわたる長い大会も一旦休息に入っている。 VJリーグの公式サイトおよびTwitterアカウントでは上位者の発表が行われたが、ここで改めて運営メンバーに1stシーズンの振り返っていただくとともに、上位入賞者の強さを解説していただいた。
1stシーズンを振り返って
ーーーβ版から、配役ごとのポイントを見直すなど修正を加えてはじまった1stシーズンですが 、印象に残った村や見どころをお教えいただけますでしょうか?
(以下記事中表記敬称略)
【#VJリーグ】記念すべきVJリーグ第一戦 17人村本配信ムラタ視点 【1st-022020村】
→試合ログ
多数繰り広げられたVJリーグの中での記念すべき第一戦、全ての始まりにして伝説の回。
狼陣営はムラタ、肥田恭、唐沢狐皂の3名にして、ムラタ本視点配信。
初日時点でムラタ以外の人狼が全露出して実質ムラタ一人で戦うことに。
その中で一匹狼として最終日までの勝ち筋を夜時間に計算をしきって絶望的な状況を日を追うごとに盤石な状態に変えていき、最終的には堂々たる勝利を収める。
人狼としての思考方法、勝ち筋を明確に示したVJリーグ第一戦。
VJリーグの幕開けとして相応しい試合となった。
(解説:ムラタ)
【Live】憂き身を窶す12B 本配信 1st-031621-1村【 #VJリーグ 】
→試合ログ
霊能を狐に、狩人を狼に乗っ取られた12B村。
人狼はくもの上ユメミ、内藤めある。狐は夜鈴しの。
初日グレランにて、狼である内藤めあるが吊られるが霊能を乗っ取った狐、夜鈴しのによって霊能結果白に。
加えて占い師にベグ(役職が真贋つかない状態で噛みに行くこと)が入るなど大混乱の村に。
偽霊能による指定で真占いが吊られてしまったり、残り7人の段階で狼柱が現れず、あわや終わる展開になったり、残り5人の段階でくもの上ユメミが狩人乗っ取りに成功するなど 追い詰められ続けた村だったが、最終的に勝ったのはそれらを協力して看破した村人だった。
盤面整理から繋がる情報が多く、とても面白い村である。
(解説:肥田恭)
【#VJリーグ #20】Vポス VJリーグSeason1 1st-032415-1~3村本配信
→試合ログ
14D猫3戦目。
バファリン理由(メタ理由)で、羊めいに全占い師からの黒判定。霊能結果黒から始まった村。
占いボルコン噛みで真占い師抜きで、グレランで村人吊り。残りが4吊5人外(狼狼信狐背)となり、狐生存の飽和状態。 猫又が2COでどちらかを吊る流れに。
偽を吊れば狐勝ち、あるいは猫又の道連れを避ければ……。
というところで真猫又吊りからの、妖狐の有馬・Lakawi・ゼニヤッタ(以下らかうぃ)に道連れが入り、背徳者の立花レンが後追い。
狩人のミィ・ガルルラが噛まれ、狼狼信村霊が残りパワープレイ盤面へ。
まさに運命のルーレット。
村陣営に当たっていれば狐勝ち、狐に当たれば狼勝ち、狼に当たれば狼vs狐のどちらにも勝利があるという状況だった。
この狐有利盤面からの大逆転パワープレイは、猫又・背徳という特殊役職が起こしたミラクルだったと言えるだろう。
背徳者の時の妖狐がらかうぃだった時の絶望感は異常。
(解説:立花レン)
【#VJリーグ】頂上決戦 ムラタVSピカクロス 17人村本配信 ムラタ視点 【1st-022720村】
→試合ログ
まさかの占狩ライン戦が繰り広げられた、大人数の17人村。
人狼はムラタ、きす、りっぷの3人。やたらと発言が臭かったきすが初日グレランで吊られそうになってしまい、狩人COで吊り逃れ。
翌日に潜伏狼候補のムラタがグレランで処刑され、残る人狼は狩人COのきすと占いCOのりっぷだけとなった。
そんな状況下で狩人GJを計3回も発生させてしまう超絶望展開であったが、きすは狂人のらかうぃと露骨にラインを繋ぎ、3-1進行の霊能者を気合で処刑したりを挟みつつ、占い師―狩人ライン戦の最終日までもつれこませた。
まず第一にライン戦になることが珍しいのに、占狩のライン戦という激レア展開。2対2の信用勝負までもつれ込んだこと、占い師と狩人の二人が実績解除を達成したこと、どれをとっても面白い。
それに加えて、実は配信タイトルにもなっているムラタVSピカクロスの視点でも楽しめる。
ムラタは初日にきすを吊ろうとした張本人だし、きすもそれに乗じてムラタとラインを切り、最終日の信用勝負で武器にした。
ピカクロスの「困ったらきすとらかうぃを吊れ」の遺言は、最終日にまで生き残った判定役である共有者の指針となっただろう。
どれをとっても面白かったし、1stシーズンの中では特に推したい回。
あと僕はらかうぃが大好きなのでらかうぃと組めて超楽しかったです!!!!!!
(解説:きす)
※余談ではあるが、筆者が個人的に挙げたいのは
「Season1 1st-022421村」そして1stシーズンの最後の村 「“王道12B”【1st-050620村】」 である。
特に後者は、霊能乗っ取りに成功した狐を真占いが溶かすものの、周りから偽判定をもらうような進行だったため不利な立場に。見どころは狩人の神がかり的な「勘と読み」である。
あまりの超展開にGMとして参加したらかうぃさんの反応や、各陣営の夜会話も面白い。
フィナーレに相応しい試合であった。
2ndシーズンに向けて
ーーー人数が集まらないと廃村になる可能性などもあるなかでの告知や参加者集め、また、初心者さん向けの村をつくるなど、運営メンバーさん一丸となってさまざまな方法で尽力されていましたが、2ndシーズンに向けて改善点など見えてくるものもあったかと思います。
1stシーズンを踏まえて、2ndシーズンはどのように展開される予定でしょうか?
ありがとうございます。
我々VJリーグ運営としては、一番努力しなければいけないことは「参加者を増やす」ことだと思っているので、参加者勧誘や、参加のハードルを下げることに尽力して参ります。
まず最低試合数を大幅に下げました。1st時点では10戦でしたが、それを2戦にしました。
最終成績として反映されるのは7戦までなので、長期間の戦績を用いて競うことも可能です。
2戦参加するだけでもランキングに載ることができるので、心理的に、かなり参加しやすくなったのではないでしょうか。
他に1stを踏まえて変更されるルールや仕様として大きなところで言えば、
少人数村は妖狐なし村を追加すること、一部のバランスが悪い村を廃止すること、MVP投票を本配信のみにすること、などです。
妖狐なし村はスタンダードな配役で、初心者にとっても参加しやすいかと思われます。
1stシーズン上位入賞者
4位:夜鈴しの
本配信や、視点配信など、積極的に参加。本人の向上心もあり、リーグが進んでいくにつれ、物怖じしない発言や思考の柔軟性を獲得。VJリーグ内での経験による強さが活きた結果の高順位。(解説:伏見やお)
初めましてのVTuberもいたけれど、そこから広がる輪もあり、人狼以外にも関われることもあり、VTuber同士の輪を広げるということも可能かなと思いました
3位:緩音ヒグ
どんな役職を引いても、どんな不利な状況でも最後まであきらめない。負けてしまっても、反省を活かし、必ず次につなげている。緩音ヒグの人狼をまた見たくなる。見てて応援したくなるプレイング。(解説:伏見やお)
VJリーグ1stシーズン、すごく楽しませていただきました!
実はVtuberになってすぐの企画参加だったので、配信や通話の方法もわからず人見知りもしまくってめちゃくちゃ緊張してました!
こんな場所いただけるのも初めてなので、今も何書いたらいいかわからなくて緊張してます!!
最初は不安でしたが全力で遊ぶことができて、こうして賞をいただけただけでなくたくさんのVtuberさんやリスナーさんに会えてすごくうれしいです
2ndシーズンも楽しんで遊ぶのでよろしくお願いします!
2位:DeRTa
根拠のある説得力のある推理、隙の無い突っ込まれづらい発言で安定して陣営勝利に貢献していくプレイング。 味方の時はとても心強く、敵になった時にとても驚異的な相手になる印象。(解説:立花レン)
賞は取れなかったですがほとんどの特別賞で上位争いを出来てとっても楽しかったです。
2ndシーズンも頑張ります!
1位:有馬・Lakawi・ゼニヤッタ
村人陣営でも素晴らしい考察力と洞察力を誇るが、なにより見て欲しいところは人外時のプレイング。強弁で村をコントロールする技術は圧巻。(解説:きす)
優勝できて光栄です。9ポイント差のギリギリの戦いでした。
僕自身の勝率は約40%と低く、お世辞にも良い戦績とは言えない結果でしたが、MVP投票や狐勝利ポイントに助けられました。
リスナーの皆様並びに参加者・運営の皆様、本当にありがとうございました!セカンドシーズンも優勝目指して頑張ります!
P.S.スポンサーの皆様 次は「狐をたくさん引いたで賞」の新設を期待しております 何卒
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