【インタビュー】ユプシロン(サムネイル)

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【インタビュー】実力派Vsingerユプシロンが信じる「音楽の力」とは?活動2年目の意気込みと「創作」に懸ける思い

Date: 2021/04/13 タグ: , , , ,

けいろー

中性的な声と姿を持つバーチャルシンガー、ユプシロン

2020年4月にデビューして以来、すでに3曲のオリジナル曲を発表。人気Vtuberが参加する2つのコンピレーションアルバム企画では公募枠で選ばれるほどの魅力を持った、注目の実力派Vsingerです。

Vtuber Postでは今回、そんなユプシロンさんにインタビューを実施。

個人勢Vtuberとして“生まれた”1年目、2020年の活動について振り返りつつ、その世界観についても言及。デビューのきっかけ、活動の楽しさと個人勢ゆえの悩み、楽曲の作り方、そして「音楽」に懸ける思いなどを、1時間半かけてたっぷりとお聞きしました。

 

インタビュー・執筆・編集 / けいろー(@K16writer

 

人生で一番「音楽」と真剣に向き合ったVtuber活動1年目

 

――まずは自己紹介をお願いします。

2020年4月18日に活動を開始した、バーチャルシンガーのユプシロンと申します。よろしくお願いします。

 


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――本日はよろしくお願いいたします。普段はどのような活動をされていますか?

YouTubeでオリジナル曲やカバー曲を歌ってアップしています。音楽活動がメインです。

あとは配信も週1回くらい、だいたい毎週日曜日の夜にやってます。最初はほぼ音楽だけの活動をしようと思って始めたんですけど、Vtuberのカルチャーも好きで、配信もおもしろそうだなと思ったので。なかなか配信者さんみたいな配信はできてないんですけど(笑)。「ちょっとやってみたいなー」って始めて、週に1回は続けてるっていう感じですね。

リスナーさんから「自分はアーティストっぽいことしか求められてないのかな」って思うこともあるんですけど。配信に関しては「求められてるからやってる」というよりは、「自分がやりたいからやってる」って感じです。

 


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※オリジナル曲のほか、歌ってみた動画も高い頻度で投稿。ピアノの伴奏で情感たっぷりに歌った『だから僕は音楽を辞めた』は2021年4月現在、38万回再生されている。

 


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※同じく『アンノウン・マザーグース』のカバー動画。こちらは現在17万再生。

 

――「実際に配信をしてみたら、思いのほか楽しくて続けている」という感じでしょうか。

そうですね。「リスナーさんが本当にそこにいるんだ!」っていう実感が湧くのはやっぱり配信なので。それが自分の活動のモチベーションにもなってます。

 

――たしかに配信を覗いてみると、ユプシロンさん自身、いつも本当に楽しそうにお話されていますよね。もともとは「音楽活動を中心に始めた」とのお話ですが、「Vsinger」として活動を始めたきっかけを教えてください。

本当に軽い気持ちで始めたというか、実は1年半くらい前までは「Vtuber」という存在もぜんぜん知らなくて。

音楽は昔から聴いてたんですけど、ネットカルチャーにすごく疎くて、インターネットミュージックについてはぜんぜん知らなかったので。「歌ってみた」をやってる人がいる、っていうのは知ってたんですよ。それは自分でもやってみたいなと思ったのですが、でも周りにそういう活動者の友達がいなくて……。

2019年の8月に「歌ってみた」を投稿してみて、反応をもらえてすごく嬉しかったのが最初です。当時は軽い気持ちで始めたんですけど、そこで「ちゃんとやってみたいな」と思って。そのときにたまたまVtuberやVsingerという文化を知って、「この世界で生まれたい」と思ったんですよね。

で、そのまますぐに行動に移して……その……(Vtuberとして)“生まれました”(笑)。4月18日にVtuberとして生まれる前に「歌ってみた」をいくつかあげているので、その時代を僕は「胎児時代」って呼んでます。

 


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※「胎児時代」の初投稿作品は、『命に嫌われている。』の歌ってみた動画。

 

――ということは、Vtuberの存在を知って、半年が経つか経たないかくらいのタイミングでデビューして、活動を始められたわけですよね。思い切りがすごい……!

完全に勢いでしたね。本当に(笑)。

 

――ちなみに、Vtuberを知ったきっかけというのは?

知り合いが「こういうのがあるよ」とたまたま教えてくれて……たしかHIMEHINAさんのライブ映像だったと思います。それを見て、「わー! なんじゃこりゃー!」ってびっくりしつつ、すごく感動した覚えがあります。それがあまりにも自分の中で衝撃的だったので、「僕もこの世界に入りたい!」と思って飛び込んでしまいましたね。「胎児時代」に知り合った江戸レナさんには、Vtuberのことをいろいろ教えてもらいました。

 


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※デビュー2ヶ月後には、江戸レナさんと2人でHIMEHINAの1stシングル『ヒトガタ』をカバーしている。

 

――2020年4月にユプシロンさんがバーチャルの世界に飛び込んで、まもなく1年になります。振り返ってみて、どんな1年でしたか?

え~~~! なんだろうなぁ……。自分としては、すごい……すごいがんばった! すごいがんばりました(笑)。人生の中でもこんなに何かひとつをがんばったことがないくらい、音楽にも、Vtuberカルチャーにも、真剣に向き合った1年でした。

自分のキャパシティを超えるがんばりを自分の中ではしたつもりで……。周りから見たら別に普通の、「みんなやってるような活動じゃん」と思うかもしれないんですけど。でも僕にとっては結構ハイペースに活動していたので、「自分、がんばりました!」って思いますね(笑)。

 

――実際、オリジナル曲もすでに3曲も投稿されていて、個人勢としてはかなりハイペースであるように感じます。

そうですね。でも1年で3曲って、この世界では別にそんなに多くないのかなって。

周りに活動者がいなかったので、自分の中では3曲ってすごいことだなって思うんですけど、いざインターネット世界を見てみると……オリジナル曲を毎月出してる人とか、とんでもない化け物がいっぱいいるじゃないですか。それこそ「動画も歌もMIXも全部自分でやります!」みたいな方もいて、「世界って広いな……」って思いました。

なのでこの1年を振り返ると、「自分では人生の中で一番くらいにがんばったんだけど、周りを見渡すと化け物だらけだな」と実感した1年ですね。

 

――心惹かれて飛び込んだ世界は、最高に楽しい、でも(いい意味で)魑魅魍魎が跋扈する魔境だった、と。そんな世界で活動を続ける中で、特に「楽しい!」と感じられたのはどのような瞬間でしたか?

やっぱり作品ができあがった瞬間ですね。

カバー曲もですが、特にオリジナル曲は完パケしてマスタリングが終わった瞬間に、「うわー! 最強の曲ができたー!」ってなります。それが病みつきになっていて、何とも言い難い快感になっていますね。そこにさらにMVという形でイラストや映像が付いたときの感動は……やめられません(笑)。

 

 

――では逆に、大変に感じていることはありますか?

大変に感じていることは……んー……あの、こんなこと言っちゃうとお仕事が来なくなっちゃいそうなんですけど(笑)。メールでのやり取りがちょっと苦手かもしれません。ありがたいことに、この1年間で企業様からも連絡をいただけているのですが、その返答で自分の言ってることが合ってるのかっていう、返信の仕方にすごく悩んじゃいますね……!

「なんでもやります!」っていうわけにもいかないし、特に音楽を使う・使わないの許可の話になると、自分だけで作っている作品ではなくて、いろいろな人の権利が関わってくるので。そこをどういうふうにしたらいいのかがわからなくて、聞ける人もなかなかいなかったので、1人でやっていて結構大変でしたね。

 

――なるほど……。特に権利関係の話は知識が曖昧なままだといけないので、勉強する必要がありますもんね。

はい。なので「大人とのやり取りが大変だった」っていうことですかね! 嬉しいけど大変、っていう(笑)。

 

 

VRでリスナーのみんなとハイタッチしたい!

 

――そんなユプシロンさんですが、2020年11月には第3期VIVEアンバサダー(※)に任命されました。以前にVRを体験されたことはあったのでしょうか?

※VR機器を販売するHTC NIPPONとDMM.comが共催するプログラム。アンバサダーに就任した人はVIVE製品やパソコンをレンタルでき、期間中は自由にVR体験をすることができる(参考リンク)。

完全に初めてでした! VIVE Proをフルセットでお借りして、自分の部屋に配置をして、VR体験をしました。送られてきた箱に機材がいっぱい入っていたので、「あ、これ自分には無理かな」って心が一瞬折れかけたんですけど、意外とすぐにセッティングできました。

そこからVR空間に入って、VIVEアンバサダーの先輩が「教えてあげるよ」って声をかけてくださって――それがねむ(バーチャル美少女ねむ)さんなんですけど――VR空間で待ち合わせをして、いろいろ教えてくれました。でもそこで僕は VR酔いをしちゃって、「すみません……ちょっと体調が良くないんで1回出ます……」ってなってしまった、そんなVR初体験でした(笑)。

 

 

――実際にVRコンテンツを体験してみて、いかがでしたか? 感想のほか、やってみたいことなどがありましたら教えてください。

まずVRゴーグルをかけてみたら、自分の部屋なのに上を向いたら空があって、すごく感動したんですよ! 「わっ! 空がある!」みたいな。

ねむさんと待ち合わせするときも、なんかこう……なんだろうなぁ……。Discordで通話するのとはまたぜんぜん違って、本当に「そこで待ち合わせをする」ような感じじゃないですか、VR世界の中って。あのときの「初めて会う、でも普段はネットで見てる人と待ち合わせする」という体験は、すごく衝撃的でした。なので、リスナーのみんなともいつかVRで会って、同じような体験をしてみたいな、とは思いましたね。

ライブももちろんVR内でしたいんですけど、リスナーの子たちもVRで入ってこれたら、そこで本当に“待ち合わせ”ができるな、って。(実際にVRを体験してみて)そんな妄想ができました。ハイタッチしたりもできるんだなーっていう。

 

――このご時世だとリアルでのイベント開催が難しいのもあって、余計に「空間で会う」という体験が特別なものに感じられますよね。ちなみにVRライブは見に行かれましたか?

はい! VRChatでピアノの演奏を聴きました。かなり不思議な感じで……。

「森の中にポツンとピアノが置いてあって、演奏してる」って、非現実的な光景じゃないですか。めちゃくちゃファンタジーなんですけど、でもそれがすごく自然にそこにあって、当たり前のようにみんなでピアノを聴いて楽しんでたので……なんか「ゲーム空間っぽいのにゲームじゃない世界」というか。不思議な感覚で、不思議な感動がありました。

 

――「ファンタジーのような非現実的な場所にいるのだけれど、聴いている音楽や見ているパフォーマンスは現実のもので、同じ場所にはいないにもかかわらず、みんなが同じ空間にいるように感じられる」――そんなイメージでしょうか。

そうそうそう! 「完全に同じ空間にいるように感じられた」って感じですかね。

本当に目の前で演奏してると思ったし、「ピアノに近づくとピアノの音が大きく聴こえて、ピアノから離れるとピアノの音が小さくなっていく」っていうのも、すごくリアルだったので。でも周りを見渡すと森だから、完全に異世界というか(笑)。不思議な感覚でしたね……「リアルじゃないのにリアル」みたいな。

 

 

――もしユプシロンさんがVRでライブをするなら、「こういうVRライブをやってみたい!」と考えていることはありますか?

んー……なんだろうな……。矛盾してるかもしれませんが、バーチャルなんですけど、将来的には「生のライブハウスで3Dでライブをしてみたい」っていう気持ちがありますね。自分は現実のステージにいて、お客さんも実際に客席にいるっていう。生ライブはやっぱりやってみたいですね。

 

――いやー、ファン目線でもそろそろ行きたいですね……生ライブ……!

そうですよね……! まあ今年はちょっと無理なのかなーと思いますけど……来年とかにできたらいいなーっていう。

 

Vsingerを「一生やろう」って思った瞬間

 

――VIVEアンバサダーとしてユプシロンさんがVRを楽しんでいるのを見て、「3Dの姿で歌うユプシロンさんのライブに行ってみたい!」という期待が高まったファンも多いと思います。少し前には3D化のためのクラウドファンディングを実施し、見事に目標を達成していることから、今後それも実現することになるのかなと。改めて、プロジェクトのサクセス、おめでとうございます!

ありがとうございます! いやー、ぶっちゃけ初動で伸び悩んでいたので、途中で無理かと思いましたけど(笑)。みなさんのおかげで成功しました! 今のところは夏に3Dお披露目イベントを予定していて、他にライブとかは何も決まってないので、「お誘いお待ちしております」という状態です(笑)。

クラウドファンディングでは本当にいろんな人に応援していただきました。お金の金額ももちろんなんですけど、金額だけじゃなくて、いっぱい絵を描いて応援してくれてる子とか、Twitterでたくさん呟いてくれてる子とか。

あと、僕のママ絵師のさくしゃ2さんがめちゃくちゃリツイートしてくれたり、そのリターン用の絵を描いているってことを呟いてくださったりして……めちゃくちゃ愛を感じて泣けましたね。ある意味、この1年の活動の中で一番「もっとがんばろう」「一生やろう」って思った瞬間でした。サクセスしたときっていうよりは、その前の大変だったときにすっごく応援してもらってたので……愛を感じました。

 

 

――さくしゃ2さんはもちろん、配信のコメント欄などを見ていても、ゆぷらー(ファン)のみなさんってすっごくあったかいですよね……!

あったかいんですよぉ……もう……ほんとに……。泣けます……。

でも変な話、生配信したときに「もっと同時接続数が多くてもいいんじゃないか」とか、みんな応援しているなりの葛藤もあるみたいで。どうにか増やそうとがんばってくれてるのが愛おしく感じます。多分、僕のほうが焦ってないんですよね(笑)。今もみんな「いける! もっといける!」ってなってて。僕のほうがのんびりしてますね。

 

――それだけ熱量をもって推してもらえるって素敵だし、幸せなことだと思います。

幸せですよねー……。でも自分のキャパが狭すぎるので、全部にコメントを返したりもできないし……活動者さんの中には、できてる人もいるわけじゃないですか。それが歯がゆいですね。マメなVtuberさんとか、「すごいな!?」って思います。毎日配信して、コメントも返して、さらに自分の動画も出してる、みたいな。「いつ寝てんの!?」って(笑)。

僕自身は、いつもみんなが応援してくれるので、モチベーションを維持しながらすごく楽しく活動できてます。もともと勢いで始めた感がありすぎたので、そこはもうちょっと考えていかなきゃな、って思いますが(笑)。

 

 

――でもこの約1年間のユプシロンさんの活動と実績を振り返ってみると、個人でここまで活躍されているのはむちゃくちゃすごいと思います。

本当ですか!? いやーでも結構いるじゃないですか、すっごい伸びてる人とか。凛々咲ちゃんやぶぎぼ(BOOGEY VOXX)さんは個人で活動されていて、反響も活動ペースもすごいなーって思いますし。

あと歌い手さんとかでも、もともと相互フォローだった方がいきなりバズってたりするので、「わー! やっぱりインターネットってこういうことあるなぁ」って(笑)。TikTokでバズってる子とかも最近出てきてて――知り合いではないんですけど――フォロワーが1,000人くらいしかいないときから知ってる方たちが、気づいたら10,000人とかになってるので。「わー! 1週間でこうなるんだ!?」みたいな。夢があるけど、悔しい、みたいな感じになりますね。

しかもオリジナル曲の1曲目からバズっちゃってる子とかもいるので、「……マジで!?」ってなりますよね(笑)。なので、そういう魅力的な人たちの登場が楽しみでもありつつ、むちゃくちゃ意識して見てます。

 

3つのオリジナル曲と、歌詞を伝えるための曲づくり

 

――ここからは、ユプシロンさんの「音楽」に関するお話をお聞きしたく思います。すでに3つのオリジナル曲をリリースされているユプシロンさんですが、それぞれの楽曲について簡単に紹介していただけますでしょうか。

まず『ステレオタイプ』(※)は、僕がまだ生まれる前(胎児時代)から作っていた曲です。自分の名刺になるような曲を作りたいなと思って、これは結構前から作り進めてました。

 


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※1stオリジナルソング『ステレオタイプ』。2020年6月18日リリース。UtaTenのインタビュー記事では、この曲の背景や歌詞の意味について言及されている。

 

『「ハート」』(※)は――オリジナル曲は3曲とも「自分自身について歌っている」という意味では同じなんですけど――アニメーションMVっていうのが、『ステレオタイプ』とちょっと違うところかなって。

もちろん音楽にもめちゃくちゃ力を入れたんですけど、映像の部分でやりたいことができた作品になっています。アニメーションMVを作るのは初めてだったので、絵コンテは自分で書きつつ、動画担当の方とイラスト担当の方と一緒に作った作品ですね。

 


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※2ndオリジナルソング『「ハート」』。2020年11月25日リリース。オリコンミュージックストアのインタビュー記事では、楽曲のテーマやMVの制作背景について語られている。

 

『コスチューム』は楽曲提供というか、書き下ろしてもらって、話し合いをしながら作ってもらった曲なんですけど。『ステレオタイプ』と『「ハート」』とはちょっと違うけど、僕の中では必然的な流れかなっていう感じの1曲になってます。

 


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※3rdオリジナルソング『コスチューム』。2021年2月10日リリース。オリコンミュージックストアのインタビュー記事では、この楽曲の制作過程について詳しく掘り下げて聞いている。

 

――それぞれにユプシロンさんらしさを感じつつ、どれも違った魅力を持つ素敵な曲だと感じています。ユプシロンさんには「『年齢』と『性別』と『正解』を奪われてしまった」という背景がありますが、歌う際に「この部分は男性的/女性的に歌おう」などと意識されることはあるのでしょうか。

これはまったくないんですよ。「この曲はどっちの性別」とか、そういう使い分けはまったくしてなくて。ただ、その曲を自分の中で解釈するときに、自然と出てきているものはあるかもしれません。

曲を歌うときって、歌い方を自分でもすごく考えたりもするんですけど……そこに「性別」的なものは入ってないですね。もし聴いてくださっている方にそういう部分を感じてもらえてるんだったら、もちろんそれはぜんぜんいいですし、嬉しいですし……でも、自分としては無意識ですかね。

「性別の概念がない」っていうのは設定というより、自分自身がずっとそうなので。意識してないと言えばしてないですし、意識してないからこそ、“ない”のかもしれないですね。性別の概念が。聞き手が「ここはかっこいい」とか「ここはかわいい」と思ってくれるのは嬉しいです。

 

――聞き手によっていろいろな受け取り方ができるのは、それだけユプシロンさんの歌声の表現力が幅広いからなのかな、と思いました。オリジナル曲では自身も作詞・作曲にも携わっていらっしゃいますが、楽曲を制作するにあたって何か意識していることはありますか?

オリジナルの3曲に共通していることとしては、「メロディーの音数が多い」という点があります。

これは僕がメロディーを書いた『ステレオタイプ』と『「ハート」』だけじゃなくて、『コスチューム』を作ってくれたカッパナッツにも伝えて作曲をしてもらいました。だから、ロングトーンが多いというよりは――音楽的な話になっちゃうんですけど――メロディーの譜割が細かいんですよ、僕の曲って。それは3曲とも共通していますね。これは「ユプシロンらしい音楽」にするためであり、歌詞に言いたいことを詰め込むためでもあります。

もちろん曲も大事なんですけど、やっぱり「歌詞を伝えるための曲」という感じの作り方はしてます。単純にメロディーの音数が少ないと、言いたいことが全部収まらないんですよね(笑)。

 

――「メロディーが多いほうが、伝えたいことを込めやすい、伝えやすい」というイメージでしょうか。

そうですね、そのほうが曲を書きやすいので。まあ多すぎちゃっても聞き取れなかったら意味ないと思うんですけど、「なるべく言いたいことをこぼさず詰め込めるような土台が欲しいな」と思って、そこは意識してますね。

あとは「歌詞の響きとメロディーが合ってるかどうか」もすごく意識してます。たとえば、日本語ってイントネーションによって伝え方・伝わり方が違ったりするじゃないですか。だから、メロディーの音程によって歌詞の意味合いが違う形で伝わっちゃう場合があるので、そうならないようには気をつけてます。

 

「音楽の力を信じている」のは、自分が音楽に救われたから

 

――ユプシロンさんが音楽を作るようになるにあたって、影響を受けたアーティストはいますか?

そうですね……好きなアーティストと影響を受けたアーティストは必ずしもイコールではないかもしれなくて……でも、ロックバンドとかからは結構影響を受けてますね。

……ん? 受けてるのかな?(笑)

好きな音楽がありすぎて、どれに影響を受けたのかが自分でもよくわかってないのかもしれません。好きなアーティストの曲と自分の曲を聴き比べてみても、まったく似てないし。他の人に「〇〇から影響を受けて書いてる?」って言われることもありますが、ぜんぜんそのアーティストじゃなかったりするので(笑)。なので……なんなんでしょうね……。

でも洋楽も邦楽もたくさん聴きます! で、ロックが多いですね、やっぱり。

 

――アザミさんが出演された配信では、「ONE OK ROCKやUVERworldが好き」というお話をされていましたよね。

そうですね。一番聴いていたのはワンオクとかUVERなんですけど、ぜんぜん「(自分が作る曲)っぽくない」ので(笑)。だから、そういうアーティストを挙げるとみんなも「へー」って言いますし、たしかに僕自身も「まったくポジティブな歌詞を歌ってないなー」って思うので。影響……影響は受けてるはずなんですけど、まだ反映されてないですね(笑)。

 


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――ではアーティスト以外で、ユプシロンさんの世界観に影響を与えていたり、ユプシロンさん自身がリスペクトしていたりする作品やコンテンツって、何か思い浮かびますか?

リスペクト……うーん……なんだろうな……? 自分のルーツがどこにあるのか、改めて考えてみると……本は結構読みましたし、漫画も読みますし、いろんなものを読むんですけど……。

うーん……なんで音楽作ってるんですかね……?(笑)

 

――すごく根本的な問いに!

なっちゃいましたね(笑)。でも、そうですね……。ある意味、すべてのものから影響を受けてるのかもしれないです。

いろんなミュージシャンの音楽からも受けてるし、漫画もたくさん読むので――ヒット作からマイナーな漫画までいろいろ読んだり――あとは文学系というか、海外の純文学とかも読んだり。長い小説とかはそんなに読まないんですけど、星新一さんが好きで、ショートショートをよく読みますね。あと、映画も見ます。ジブリとかも好きですし。

そういういろんなものから、ある意味で影響を受けすぎてるのかもしれないです(笑)。「全部1%ずつ」って感じだと思います。

 

――するとジャンルに関係なく、なんでも見て、聴いて、摂取してきた、というイメージでしょうか。

そうですね。「何に一番影響を受けてるんだろう?」とは自分でも思いますけど。でもやっぱり――そんなに偉そうには言いたくはないんですけど――僕にとって、音楽は「哲学」だなあとは思いますね。「哲学」ってなんなんだろう、っていう話になっちゃうと思うんですけど(笑)。

……あの、性別は2つじゃないですか。

 

――はい。

「性別」は2つあって、そこから派生するアイデンティティはあっても、前提は二方向に分かれているもの。また、「年齢」ってつまり時間のことで、一方向にしか進まないもの。そして「正解」っていうのは、多様性、つまり多方向に存在するもの(※)。

そういうことを考えて、そこから生まれる自分の想いを「音楽にしたいな」って思ったときに、自分が今まで出会ってきた作品が浮かび上がってくる。そのいろいろなところから受けた影響が、自分の作品作りに反映されてるんだと思います。

※「性別」「年齢」「正解」は、ユプシロンさんが“奪われた”という3つの概念。Vtuberとして本格的に活動を始める前に投稿されたティザームービーで言及されている。

 


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――ユプシロンさん自身が伝えたいことを「音楽」として形にする過程で、それまでに接してきたいろいろな作品やコンテンツから、少しずつ影響を受けているかもしれない、と。

そうですね。それが大きいかもしれないです。

 

――ちなみに、初期の動画「Prologue #03」では『デミアン』(※)の一節が引用されていましたが、この作品はユプシロンさんにとって印象的な作品だったり……?

※『デミアン』はヘルマン・ヘッセの小説。動画「ユプシロン ~Prologue~ #03」の冒頭で、その有名な一節が読まれている。“鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない”。

実は節々しか覚えてなくて……多分、小さい頃に読んだんですよね。細かくは覚えてないんですけど、「2つあって、この世界においては片方しか選べないんだよ」みたいな部分がすごく印象的だったというか、自分の中では衝撃だったんですよね。

自分が生きてる世界では片方しか選べないけど――創造と破壊のどっちかしか起きてないんだけど――どっちかが起きたらどっちかが無くなって、次ができてる……っていう。物語の中では、さらに「それがどっちもできる世界もあるんですよ、この世にはないけどね!」と言っていて、たしか(笑)。

それがすごく衝撃で……「は??」みたいな(笑)。「どういうことー!?」って混乱して、それがまた衝撃的だったんですよね。考えないとわかんないっていうか。考えてもわかんないんだけど、考えないとわかんない、っていう。

 


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――「当たり前のようでいて、実は感覚的なこと」を物語にしているようなイメージがあって、それを受け取ろうとしてがんばって読むんだけど、それも感覚的にしかわからない……というか。自分が『デミアン』を読んだときは、そのようなふわっとした読後感がありました。でもたしかに、「2つの世界を行き来する物語」という印象は強く残っています。

でもそれって、すっごく当たり前のことなんですけど、「気づき」じゃないですか。ああいう作品って。「気づかせるもの」みたいな。(自分の音楽も)そういうものになりたいな、っていう気持ちは、多分どこかにあるんだと思います。

すっごく普通の、当たり前のことを言ってるんだけど……「男と女しかいません」みたいな。「いや、当たり前じゃん」って思うけど、「それってじゃあ、どういうこと?」って考えるきっかけになるっていう。

 

――「当たり前」すぎることって、「当たり前」だから普段はあまり考えませんものね。

そうですね。そういう問題提起は自分の中でも常にしています。『デミアン』も含め、そのような部分で影響を受けたり、音楽を作る引き金になったりした作品はたくさんありますね。

 

 

――少し話が変わりますが、配信の中でたびたび「音楽の力を信じている」という話をされていたのが印象に残っています。いろいろなコンテンツがある中で、ユプシロンさんが特に「音楽」に惹かれて、その力を信じるようになった、そのきっかけなどはあったのでしょうか。

完全にこれは一言で、「自分が音楽に救われたから」ですね。

行きたくない場所に行くときに音楽を聴いたり、気分が沈んでるときに――僕の場合はより暗い曲を聴いてどん底まで落とすんですけど――音楽を聴いたりして、「音楽に救われたなあ」って思う瞬間はすごくたくさんあったので。

そういう意味では、アートやコンテンツの存在によって「救われる瞬間」っていうのが多分みんなそれぞれにあって、おいしいものを食べたときに救われる人もいれば、友達に話を聞いてもらって救われる人もいると思うんですけど――。それが僕にとっては「音楽」だった、っていうことですかね。

あとは、「音楽にした瞬間にその言葉が力を持つ」って、すごいなーって思ってて。ただそこに文字があるだけじゃ伝わらないことが、音楽にすることで伝わる。そういう部分で、自分は音楽の力を信じています。

 

――ユプシロンさん自身は、「誰かの救いになるような作品を作りたい」と考えて制作されることはあるのでしょうか。

自分にとっての救いが、ただ優しく手を差し伸べるような明るい音楽じゃなかったので……。自分の作る曲も、どっちかっていうと暗いと思うんですけど(笑)。でもその暗さは、聴いた人を突き落とそうとしているわけではなくて。そういうものを「美しいな」と感じてくれたり、そういうものから何か気づきを得たりする人がいたらいいな、とは思ってますね。

ただ、自分が作ってる音楽は自分のことばかり歌ってるので、「誰かのために書いてる」っていうよりは、ほぼほぼ「自分のために書いてる」かもしれないですね(笑)。でもやっぱり、誰かに聴いてもらいたいし、それが「良いものだ」「美しいものだ」って共感されたい、っていうエゴもあります。

 

――個人的な話や体験、個人的な思いから作った作品でも、むしろ「個人的なことだからこそ、他の個人に刺さる」ことって結構あるのかな、とも思います。

そうですね。過去に自分に刺さった曲は結構そういう曲が多かったのもあって。ロックバンドなんかは体験談ばかり歌っているバンドが多いんですけど、聴き手の自分が体験していないことでも、すごく刺さった曲がたくさんあります。

 

2つのコンピアルバムへの参加と、“バーチャル”の垣根を超えたコラボレーション

 

――ここからは今後のお話についてお聞きしたく思います。2021年は「ワコンピ」と「エンタスアルバム2」の2つのコンピレーションアルバムへの参加が決定していますが、意気込みをお聞かせださい。

意気込み……! うーん……コンピレーションアルバムに入るのが初めてで、そもそもアルバムっていうのも初めてなので……。

ある意味「共演」であり、「対バン」みたいな感じじゃないですか(笑)。いろんなアーティストさんと同じCDに入って……まあバラバラに聞かれることもあると思うんですけど。「自分の作品が、大きな枠の『作品』のうちのひとつになる」っていう初めての経験なので、それはどちらのアルバムも楽しみですね。

あと、両方とも歌詞を書かせてもらえることになって、自分が作詞した作品が増えるっていう楽しみもありつつ(笑)。まだどんな感じになるかはわからないんですけど。初めてのクリエイターさんと一緒に作品を作るっていうのも楽しみですね。単純にオリジナル曲が増えるっていうのも嬉しいですし。

 

新人Vtuberにもチャンスが!?ボーカルオーディションも開催する注目企画「和コンピ」プロデューサーインタビュー

(Vポスでは過去に「ワコンピ」プロデューサー・坂本マニ真二郎さんにインタビューをしています)

 

――すると、これまでのオリジナル曲とは少しアプローチも変わってくるかもしれない、という……?

おそらく変わるんだろうな、とは思います。まだ曲があがってきていないのでわかりませんが。

めちゃくちゃ「ユプシロンらしい!」っていうのがあがってくるかもしれないし、逆にぜんぜん違うものが「おぉ〜! こうきたか!」ってなるかもしれないので、それは楽しみですね。歌詞は僕が書かせてもらえるので、そんなに自分と違う世界観にはならないとは思うんですけど(笑)。

 

――楽しみにしております! 他に何か今後やってみたい企画やコラボはありますか?

やってみたい企画……そうですね……あ、YUPJAM(※)を聴いていただいてありがとうございます!

※ユプシロンさんが自身のチャンネルで配信しているトークセッション。毎回ゲストを呼んで、音楽やクリエイティブについて話すトーク番組。2021年1月に第1回配信があり、これまでに美波七海さん、焔魔るりさん、惑喰らせつさん、アザミさん、凛々咲さんなどが出演。

 


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――いえいえ! いつも楽しく聴かせていただいております!

いやー、YUPJAMは完全に自分がやりたかったことをやってるだけなんですけど(笑)。

「活動者さんが何を思って活動してるのか」っていうのがこの1年間すごく不思議だったので、それを聞いて語る場所みたいのを作ってみたくて。完全に楽しんでます。なので、YUPJAMは今後もやっていきたいですね。クリエイター同士のトークみたいなのはやっていきたい。

あとはいろんな方と音楽的なコラボもやってみたくて、いろいろと準備中です。「将来的にやってみたい」っていう意味では、さっきも言ったんですけど、やっぱり「バーチャルなのにリアル世界でライブがしたい!」っていう。「生音を届ける」ことを実現させてみたいなっていうのはあります。

 

――オンラインイベントが中心になりがちな現在、生音への渇望はリスナー目線でも高まっているように感じます。ちなみにYUPJAM以外では、コラボなどで「他のVtuberさんと絡んでみたい!」という気持ちはありますか?

ぜんぜんやってみたいですね! お誘いがあればぜひ、っていう感じですかね。

今のところ予定していることとしては、実はリアルアーティストさんとのコラボ作品が4月半ばくらいに出ると思います。

カリオペ(Mori Calliope)さんの『失礼しますが、RIP♡』を、ラップバトルにも出ているガチのラッパーの方と一緒にやるんですけど。結構がっつり替え歌というか、歌詞もほぼ全部変わっていて……かなり僕の世界観になっています(笑)。でも楽曲のかっこよさとかはちゃんと生かせているのかなと。

Vの方だけじゃなくて、リアルアーティストの方とのコラボも今後はやっていきたいなって思ってます。あとはボカロPさんとかとも――『コスチューム』に関してはボカロPさんに書き下ろしてもらいましたし――コラボしていきたいと思ってます。Vtuber、バーチャルに限らず、みたいな。それが今後のやってみたいことですね。

 

――いいですね! 業界的にも、リアルとバーチャルの垣根を越えたコラボがますます進んだら素敵だと思います。ゆくゆくはYUPJAMにリアルアーティストが出演するようなことも……?

そうですよね! 本当にそう思いますし、出演してもらうことも考えてます。

 

――YUPJAMといえば、個人的な興味の話で恐縮ですが、VtuberさんやVsingerさんから「クリエイター」目線で話を聴く機会って、意外とないように感じておりまして……。クリエイターさんの「こういうことを考えて作っています」という話が自分は好きなので、それを聴けるYUPJAMは本当に魅力的に感じられていて、いつも楽しみにしております。

いやーありがたいです!

Vの方って「どこまで突っ込んでいいか」っていうのが人によって違うので、そこは気をつけつつ(笑)。小さい頃にどんな音楽から影響を受けたか、っていう話も、「え、小さい頃なんてないよ?」っていう子もいるわけじゃないですか(笑)。そういうセンシティブな部分もうまくバランスを取りながら話せたらなー、と思ってやってます。

自分たち(Vtuber)のファン以外にも、クリエイターの方とか、他ジャンルの活動者の方とか――あとはけいろーさんみたいな執筆されてる方とか――インターネットのクリエイター文化を好きな人が聴いて、「おもしろい!」って思ってもらえたら一番嬉しいですね。YUPJAMは。

 


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「1人で完結できるアート“じゃないもの”」をやっていきたい

 

――最後になりますが、「ユプシロン」という存在を通して伝えていきたいことはありますか? 3月7日の配信では「Vとして現代アートになりたい」というお話もされていましたが、そういった「表現」の部分で目指しているものなどありましたら。

「音楽」という意味では、自分のやりたいことをやってるだけなんですけど(笑)。

僕がよく思うのは、「1人で完結できるアート」と「1人では完結できないアート」ってあるじゃないですか。たとえば「油絵を1枚描く」ってなったら、だいたいみんな1人で完結できると思うんですよ。写真家の方とか、イラストレーターさんとかもそういう方が多いと思います。音楽も、クラシックでピアノで作曲される方は1人で完結できる。だけど、オーケストラだと1人で完結できない。

最近は特に、「1人で完結できる音楽」がすごく増えてるなと思うんですよね。

 

――今はDTMなども安価で始められますもんね。

そうですね。1人で全部できる人はリスペクトしていますし、僕にはできないので、本当にすごいなと思います。でも自分はやっぱり、「1人で完結できるアート“じゃないもの”」をやっていく人間になりたいな、っていう気持ちがあります。

音楽を作って、歌うのは自分。でもイラストの部分ではイラストレーターさんがいて、映像の部分では映像クリエイターさんがいる。その他にも、アレンジをしてくれる人や、楽器を弾いてくれる人や、MIXしてくれる人がいる――。

「現代アートになりたい」って言ったのは、それらが全部合わさった作品としての「現代アート」をみんなで作っていきたい、っていうことです。それを見て聞いた人に「おもしろい!」って思ってもらいたいな、って。

だから僕は「音楽」がやりたいんですけど、厳密に言えば音楽だけじゃない、っていうか……なんか難しいですね(笑)。1人じゃできないことをもっとやっていきたいな、表現していきたいな、って思ってます。

 

――音楽だけでは表現できないもの、他の分野と合わさることで生まれる表現や、共同制作でしか実現できない作品もありますもんね。ユプシロンさんのVtuberとしての活動も2年目に突入しますが、今後の活動の目標を教えていただけますでしょうか。

2年目は一次創作にもっと力を入れたいなと思ってて、オリジナル曲やミュージックビデオをいっぱい出していきたいです。あとは3Dモデルができるので、3Dを生かした音楽映像作品も作れたらいいなと思ってます。

それと、活動1周年を迎える4月18日には、YouTubeで1周年記念配信をやろうと思ってます。あと、もし近いうちにYouTubeの登録者数が30,000人を超えたら、30,000人記念のアコースティックライブも計画しています! 10,000人と20,000人を達成したときはアコースティックギターの生演奏ライブをやったんですけど、今回はピアノで。

……まあ30,000人いかなかったらできないんですけどね(笑)。

 


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――なんとしても達成させたいですね……! 2年目もVtuber/Vsingerとして、そしてバーチャルにとどまらないアーティストとしての活動と活躍を楽しみにしております! 最後に、読者とファンに向けてメッセージをお願いします。

2年目も変わらず、僕らしい音楽をたくさん作っていきたいと思うので、ふと思い出したときに聴いてもらえたら嬉しいです!

 

 

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けいろー

ライター。ネットカルチャー好き。ゆとり世代。最近はVTuberとVRChatに夢中。執筆実績として『HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour』公式パンフレット等。【 Twitter / ブログ


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