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しらたま。のマニアックに語りたい!【第3回】3D化権に国際イベント!Vのチャンスが多い17Live(イチナナライブ)

Date: 2019/04/30 タグ: , , , , ,

しらたま。

17Live(イチナナライブ)

17Live(イチナナライブ。以下イチナナ)は台湾発のライブ配信プラットフォームです。

日本から、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、アメリカの配信を見ることも可能で、いわゆる「リアルライバー」が活躍しています。

アプリは世界最速で1,000万DLを突破、ユーザー数も4,000万人を超える世界有数の大手ですが、Vライバーを積極的に支援する姿勢を見せているのが特徴になっています。

 

イチナナのVライバーの動き

Vライバーの参入が始まったのは2017年で、パイロット版としてときのそらさんがライブを行っています。本格参入は2018年8月からで、大手企業勢から中小企業勢、個人勢も含めた100人規模で開始されたことから大きな話題を呼びました。

特徴的なのは、徐々に中小企業勢、個人勢を重視する姿勢にシフトしていったことです。大手企業勢はYouTube上にすでに基盤があり、イチナナでの継続的な活動が難しい面がありました。そのため、中小企業勢や個人を重視することで、イチナナからVライバーのスターを生み出す、育てるという姿勢を明確にしていったのです。

イチナナはアプリがメインになりますが、アプリを開くとVライバーの特設ページがあることからもその力の入れ具合がわかります。(ブラウザ版は画面構成が別なため見ることができない)

また、Vライバー向けのイベントを開いて、TOPページや企業のニュースページへの掲載チャンスを増やす他、「アバターの3D化権をかけたイベント」の開催や、「国際イベントでVライバーの専用枠を設ける」などチャンスが多いのも特徴になっています。

アプリのキャラクターに声を当てる声優イベントで結果を出しているVライバーもいます。

Vライバーの文化を育てる・発信するという姿勢を明確にしながら、更に市場の拡大を目指していて、Vライバーとして海外進出を目指すのであれば注目したいプラットフォームになっています。

YouTubeで目立った数字を出せなかったVtuberが月間ポイント数で100万を突破する、個人勢がVライバーでもトップクラスの活躍をしているなど、イチナナならではの活躍もあります。

リアルライバーとコラボして注目を浴びたVライバーがいる他、リアルライバーが難しいバイノーラルマイクを使った配信を行うなど、独自色を武器に配信を行っている人もいます。


むらゆきさんはイチナナのVライバーでトップクラスの人気を誇っている。様々なイベントで結果を出しているだけでなく台湾で開催された国際ベントにも参加。

 

システム上の特徴

イチナナはシステム上、稼いだポイントが全て数字として表示されます。イベントだけでなく月に何ポイント稼いだかがチェックできるだけでなく、どの視聴者がポイントをどれだけ投げたかもわかる仕組みになっているのです。

比較されるのが嫌だという人には馴染まない一方で、「誰がどれだけ稼いでいるか」がわかるため、上位の人間のところに配信のテクニックを学びにいったり、交流を深めることでファン層も一緒に掴める可能性があります。

YouTubeの場合は登録者数と配信スキルがイコールではなく、動画などのスキルに特化している人もいます。ライブ配信に特化したプラットフォームだからこそチェックしやすい部分もあるのです。

また、市場の規模を把握するという意味でもプラスで、お金が流れていることがわかるからこそチャンスを狙う人たちが集まりやすく、イベントの規模なども大きくなりやすくなっています。

ルーム内に誰がいるかがわかりやすいなど、YouTubeでは「見えない」部分がチェックできるのもポイントです。また、配信中に使用した楽曲を申請すればイチナナ側で許可を取ってくれるため、YouTubeでは配信できない歌配信もしやすくなっています。

ルーム間の行き来を促すためのシステムもあり、いざとなれば「お金の力で人を呼べる」のもポイント。先着優先でポイントを奪い合うラッキー袋を配信で投げることが可能で、無課金でもポイントを稼ぐチャンスがあるのです。ちなみに、最も高額なアイテムがラッキー袋(神)で88万8,888ポイントになります。

熱烈なファンの応援で一気にスターダムを目指せる可能性があるのもイチナナでもなのです。(だだし、面白いパフォーマンスができなければファンができないのはどの媒体でも一緒です)


ろくろみさんはマンガ家デビューしている異色のVライバー。人材の層が厚いのもイチナナの魅力になりつつある。

 

イチナナを利用する場合の注意点

イチナナのVライバーは全員認証ライバーであり、スカウトされるか応募をした上で面接に合格しないと配信自体ができない仕組みになっています。

また、画面構成の関係上ゲーム配信ができません。ユーザーとの対話が優先されるため、ゲーム配信をメインにすることができないのです。

肌の露出に対して厳しいため胸の谷間などもNGです。露出が激しくなるとアプリの審査でアプリ自体がNGになる可能性があるためかなり敏感な部分があります。

アプリとブラウザでは使える機能が異なるため、機能をフルで使いたい場合はアプリの方が使いやすくなっています。


※曜日や時間帯を決めて、おはよう配信やおかえり配信をするVライバーも。ねむみoさんは19時のお帰り配信をしているVライバーの一人。

 

ライバルはSHOWROOM?

イチナナとの比較対象になりやすいのがSHOWROOMで、無料で投げられるギフトがあるなど共通点もあります。

大きな違いとしては、SHOWROOMがVtuberを生み出すためのプロジェクトやオーディションを積極的に開催していること、アマチュアでの配信が可能なことがあげられます。

スカウトなどをされなくてもアマチュアから認証ライバーを目指すことができるのがSHOWROOMになっているのです。

また、SHOWROOMはイベントに参加しなければポイントの可視化が難しく、誰がどのように稼いでいるか把握するのが困難な面があります。良し悪しではなく、好みが分かれるのです。

視聴者はアバターの設定が必須で、オリジナルアバター作成権を手に入れれば、オリジナルアバターを設定した視聴者が他の配信にお邪魔するだけで宣伝になるなどユニークな部分もあります。

国際イベントへの積極性の違いなどもあるため、イベントの内容などを見ながら使い分けるライバーも珍しく無くなっています。



記事作成

しらたま。

専業クラウドワーカーでフリーライター。コラボにでたから実質Vtuberと言い張る勢。VTuber個人勢向けコミュニティサイト【indiVTubers】の企画・記事作成協力者。


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