X(旧Twitter)にて行っていたアンケートにご回答いただきました皆様、誠にありがとうございました!
【??Vtuberさんに質問??】
? Vtuber post(Vポス)公式 (@Vtuber_Post) January 10, 2024
皆さんがお使いのマイク???と
オーディオインターフェース???を
このポストに返信で教えてください!??
片方のみでもOK??
いただいたものは記事にて
ご紹介させていただくかもしれません?
ご協力よろしくお願いいたします???♀?#Vtuber_post #Vポス#拡散希望 pic.twitter.com/ebeRYcx5YK
いただいた回答を元に、VTuberさん達の気になるマイク事情をまとめてみました。
目次
■マイクの基礎用語
マイクをご紹介する前に、今からマイクを探したい、という方のために、簡単にマイク用語を説明をしておきます。
マイクの種類
・ダイナミックマイク
特定の範囲の音のみを収録可能。
大きな音は収録しやすく、生活音などのノイズを拾いにくい構造になっています。
そのため、小さい音を拾うのが苦手。例えば、シンバルの余韻などは拾いにくいです。
外部電源は必要なし。
・コンデンサーマイク
小さい音を拾うことが出来るため、息遣いや弦のすれる音なども収録可能です。
外部電源を必要とします。
指向特性
・単一指向性
マイクを向けた方向(正面)の集音感度が一番良く、正面以外の音は集音しにくい性質の事を言います。
最も一般的なタイプになります。
・無指向
あらゆる方向からの音を集音可能な性質。
マイク一本で弾き語りやアンビエンスの録音に適しています。
・双指向性
マイクを向けた正面とその真ウラを集音可能な性質。
一本のマイクを挟んで向き合った人物の会話(真正面・真ウラ)の音が録音可能です。
その他、機能
・パッドスイッチ
マイクの感度を下げる機能。
大音量の場合は、PADスイッチにて感度を下げる事で音割れを防ぐ事ができます。
・ローカットスイッチ
エアコンや冷蔵庫などの生活ノイズ(一定の帯域)を遮断する機能です。
■アンケートでみるマイクの人気メーカーリサーチ
それではアンケート結果から、気になるマイク事情の発表です。
まずは、メーカー別ランキングの発表から!
1位 Audio-Technica(オーディオテクニカ)
世界中に多くのメーカーさんがありますが、
今回のアンケートでは、ダントツ一位となりました。
日本の東京に本社を持つ音響機器メーカーです。
オリンピックやグラミー賞、サマーソニックなど国内外のイベントで採用実績を持つ、
いまや日本を代表するオーディオアクセサリーメーカーですね。
2位 AKG(アーカーゲー)
オーストリアで設立された音響機材メーカーで、
こちらのメーカーさんも、利用者している!という声を多く頂きました。
レコーディング・スタジオの録音・集音用に標準で使用されるブランドでマイク業界を牽引するブランドの一つです。
3位 SHURE(シュア)
1位、2位のシェアが高かったのですが、こちらのメーカーさんも何名かいらっしゃいました。
80年以上の歴史を持つ、アメリカの総合音響メーカーです。
1939年、業界初の単一指向性マイクロホンを発売したメーカーで、アメリカ大統領の演説の場で使われていたとも!
4位 Logicool(ロジクール)※
スイスのコンピューター周辺機器やソフトウェアメーカーです。
マウスやキーボードといったパソコン周辺機器で、このメーカー名を知っている方も多いはず。
アメリカの「Blue Microphones」を買収したため、Blueブランドの票もこちらに入れさせていただき、4位となりました。
※日本以外ではロジテック表記
5位 SENNHEISER(ゼンハイザー)
ドイツ ハノーファーに本拠を構える人気音響機器メーカーです。
スピーカーフォンが、世界で1分に2台売れているという脅威のシェア率ですが
マイクも有能なものを取り揃えているメーカーさんです。
6位以下
名前が挙がったメーカー名です。
HyperX(アメリカ)
YAMAHA(日本)
RODE(ロード)(オーストラリア)
ASTON MICROPHONES ( アストン・マイクロホンズ ) イギリス
marantz Professional(マランツ プロフェッショナル)アメリカ合衆国
LEWITT(ルウィット)オーストリア
SOUNDELUX(サウンデラックス)※ブランド製品生産終了
ROSWELL ( ロズウェル ) アメリカ
ZOOM(ズーム)日本
Maono(マオノー)中国
■アンケートでみるマイクの人気機種リサーチ
マイクは一つのメーカーさんだけでも種類が多いので、アンケート結果も多種多様な結果となりました。
人気メーカー順に、いくつかご紹介させていただきます!
■一番選ばれたマイク Audio-Technica AT2020
https://www.audio-technica.co.jp/product/AT2020より
公式:12,980(税込)
コンデンサーマイク/単一指向性
導入しやすい価格帯なので入門用とも言われますが、
スタジオ品質を実現できるので幅広い方にオススメの1本です。
本シリーズが累計販売数100万本を超える実績なのも頷けます。
これから動画配信や宅録を始めたい方は、ぜひチェックしてみてください。
※PCへの接続には別途オーディオインターフェースなどが必要です。
PC接続を簡単に出来る USB接続型の「AT2020USB-X」もあります。
公式:19,580(税込)
コンデンサーマイク/単一指向性
https://www.audio-technica.co.jp/product/AT2020USB-X
■Audio-Technicaの二番人気はこちら AT4040
https://www.audio-technica.co.jp/product/AT4040より
公式:¥38,280(税込)
コンデンサーマイク/単一指向性/ローカット有/PAD -10dB
AT2020の上位機種です。
ローカットスイッチ付きなので、エアコンなどの環境音もを低減してくれます。
快適な室内での配信ライフを送れますね。
■AKGからは価格高めの C414XLS / C414 XLII
二番人気のメーカーAKGからは、こちらのマイクの名前が挙がりました。
https://jp.akg.com/C414XLS.html?dwvar_C414XLS_color=Black-GLOBAL-Current&cgid=microphonesより
公式Amazon価格:99,880円
コンデンサーマイク/ローカット有/指向性 無,広い単一,単一,超,双とそれぞれの間の計9段階/PAD 0,-6db,-12db,-18dB
https://jp.akg.com/C414+XLII.html?dwvar_C414%20XLII_color=Black-GLOBAL-Current&cgid=microphonesより
公式Amazon価格128,040円
コンデンサーマイク/ローカット有/指向性 無,広い単一,単一,超,双とそれぞれの間の計9段階/PAD 0,-6db,-12db,-18dB
C414シリーズの最新モデルです。
どちらも高額な価格帯になりますが、その分、色々と機能が満載です。
この2種類の音質比較の動画などもYouTubeには紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
■AKGの日常使いなマイク Lyra
https://jp.akg.com/C44-USB.htmlより
AKGって高いんですね……と思われた方。
そんなことはありません。
二番人気のメーカーさんだけあって、多種多様なラインナップを取り揃えているのもAKG。
公式Amazon価格:14,122円
コンデンサーマイク/単一指向性/USB端子
こちらのマイクは主に雑談やASMRに利用している、という声が聞かれました。
■3位のメーカーSHUREからは SM7B
https://www.shure.com/ja-JP/products/microphones/sm7bより
公式:59,400円
ダイナミックマイク/ローカット有/単一指向性PAD -20dB
なんとマイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」でも使用されていた(※)シリーズという強烈なインパクトを持つマイクです。
周りの音が入らず収録できるという意見が聞かれましたよ。
※SHURE SM7 (B)の歴史 ~ 強化された SM57より
■4位のメーカーロジクールからは Blue XLRシリーズ
https://press.logicool.co.jp/ja-jp/blue-xlr-series/より
※画像並び順「Spark SL」・「Bluebird SL」・「Baby Bottle SL」
Spark SL
24,970円(税込)
コンデンサーマイク/ローカット有/単一指向性/PAD -20dB
Bluebird SL
32,780円(税込)
コンデンサーマイク/ローカット有/単一指向性/PAD -20dB
Baby Bottle SL
43,780円(税込)
コンデンサーマイク/ローカット有/単一指向性/PAD -20dB
このシリーズ、アンケートでは皆さん「Bluebird SL」を利用しているとの事でした。
ビンデージマイク感溢れるデザイン、お好みな方も多いのではないでしょうか。
3種類の中から、どのマイクが好みなのか、判断するのは難しいところですね。
公式FacebookではOKAMOTO’Sオカモトショウさんが異なるマイクを試す動画を公開中です。 https://www.facebook.com/Logicool/posts/pfbid0386FS2bT2nRQg5voWPHZb6sFPM96ibDCvtRtJ8wgRcZ9CC7dmbtVhDNwcMstJpdYel
■5位 SENNHEISERからは E945
https://www.sennheiser.com/ja-jp/catalog/products/microphones/e-945/e-945-009422より
Amazon正規品価格:19,500円
ダイナミックマイク/単一指向性
弾き語り用に使っているという声を頂きました。
ダイナミックマイクですが、コンデンサーマイク並にクリアな音質になるのだとか。
手の届きやすい価格帯なので、ぜひ検討してみてください。
■アンケートに登場したマイクを価格帯別でご紹介
アンケートに記載していただいたマイクを、公式価格帯で並べてみました。
(2024/1月時点での価格目安)
生産終了したものは、目安価格帯に配置しています。
0~10000円
・marantz Professional MPM-1000 6,000円
・HyperX SoloCast 7,980円
・SENNHEISER E835 8,800円
・AKG P3S 9,141円
10,000~20,000円
・Audio-Technica AT2040 12,100円
・Audio-Technica AT2010 12,980円
・Audio-Technica AT2020 12,980円
・YAMAHA YCM01 13,200円
・Maono(マオノー) AU-AM200 S1 13.999円
・AKG Lyra 14,122円
・HyperX QuadCast 14,850円
・SHURE SM58 15,400円
・Audio-Technica AT2035 19,580円
・AKG P120 19,030円
・SENNHEISER e945 19,500円
・ZOOM AMS4-24 19,900円
20,000~30,000円
・HyperX QuadCast S 21,300円
・RODE NT1-A 24,800
・Logicool Spark SL:24,970円
・Logicool(Blue) Blue YETI X 28,380円
・AKG P220 28,490円
・SHURE MV7X 28,600円
30,000~50,000円
・ASTON MICROPHONES ( アストン・マイクロホンズ ) Origin 販売終了
・Logicool Bluebird SL 32,780円
・Audio-Technica AT4040 38,280円
・AKG D7 35,530円
・LEWITT LCT 440 PURE 40,150円
・RODE NT3 40,627円
・Logicool Baby Bottle SL 43,780円
・AKG C214 46,860円
50,000~100,000円
・SHURE SM7B 59,400円
・Spirit ASTON 販売終了 59,400円
・Audio-Technica AT4050 85,118円
・SHURE KSM32/CG 97,900円
・AKG C414XLS 99,880円
100,000円~
・AKG C414 XLII 128,040円
・ROSWELL Pro Audio Colares 189,200円
・SOUNDELUX U99B (生産終了)350,000円
■2024年最新ゲーミングマイク 発売情報
最後に、2024/2/15発売される最新ゲーミングマイクをご紹介します!
メーカーはLogicoolです。
ゲーム配信者のVTuberさんにとっては、痒い所に手が届くマイクの仕上がりになっています。
ぜひチェックしてみてください。
Logicool Yeti Orb(オーブ)
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/microphones/yeti-orb-gaming-microphone.988-000555.htmlより
公式:8,690円
コンデンサーマイク/単一指向性/ノイズリダクション/ ボリュームコントロール/USB
キーボードやマウスのクリック音といった環境音を拾わないノイズリダクション機能も搭載。
マイクミュートやゲインコントロール(マイクの感度調整)も可能。
この価格帯も含めて、ゲーム配信入門にはピッタリの据え置き型マイクです。
Logicool Yeti GX
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/microphones/yeti-gx-gaming-microphone.988-000572.htmlより
公式:32,780円
ダイナミック/単一指向性/ノイズリダクション/ ボリュームコントロール/USB
Logicoolの統合設定ソフト「Logicool G Hub」(以下,G Hub)に組み込まれた「Blue VO!CE」機能を組み合わせることで、
配信や録音中にマイクに手や物をぶつけたりしても,その騒音を音声に載せないという嬉しい機能も搭載されています。
まとめ
VTuberさんのマイク事情、いかがでしたでしょうか。
収録する内容によって、マイクを変えている、という声も多数いただきました。
よりよい配信に向けて、絶え間ない努力をしているVTuberの皆さん、本当にお疲れ様です!
マイクの特徴を生かして、これからも皆さんの素敵な声をより多くのファンの方々にお届けしてください。
この度は、アンケートの回答、本当にありがとうございました。
■次の記事: アンケートから見えてきたVTuberさんの気になるオーディオインターフェイス事情
この記事へのコメント