先日、しらたま。のマニアックに語りたい!【第6回】セクハラの範囲ってどこから?男性向けの基本情報というタイトルで記事を書きましたが、今回は女性向け情報になります。
正確には女性だけでなく、下ネタが苦手な男性なども含まれるのですが、あくまで大雑把な括りと思っていただければ幸いです。そのあたりも詳しく書くとそれだけで記事になってしまうので、今回はあくまでセクハラ問題に絞って参りますよ。
目次
男性が下ネタ好きな理由ってなんだろう?
男性に限らず下ネタが好きな人はいるわけですが、なぜ「下ネタが好きなのか?」と考えたことはありますか?
まぁ、単純にエッチな話題が好きだからというケースもありますし、性欲が強いからの場合もありますが、それは別として拗らせてる人も結構いるのですよね。
実は一番わかりやすいところまでいくと、「赤ちゃんが何故泣くのか」レベルで変わってないことがあったりします。何故赤ちゃんが泣くかといえば、それ以外に親にかまってもらう手段を知らないからです。おなかがすいても、不安でも、泣いて周囲に解決して貰わないとどうしようもない。
それから少し大人になってくると、「汚い言葉や下ネタで大人の注意を引く」という行動を覚えます。これは、大人が嫌がる行動を取ったり、性的な言葉を使うと注意してくれるのを学習するから。
勘がいい人はわかると思いますが、「なぜ男子は好きな女子に嫌がらせをするのか?」という話もこれでわかるかなぁと。それ以外に注意を引く手段を知らないからだったりします。
大人になる過程で下ネタなども「場や相手の距離感を読みながら使う」ように慣れればセクハラにはなりません。ところが、男性同士の付き合いしかなくて「女性との距離のとり方を学び損ねる」場合があったり、「自分が気持ちよければ他人のことはどうでもいい」という人間が生まれることがあるのが社会なので……
結局「子どもじゃないか」って話になったりします。
子どもだからといって許せるのか?
割とこういう話がでてくると、「男はいつまでたっても子どもだから……」という意見が女性側から出ることもあります。じゃあ、許せるのかというと……そういう話ではないという結論に至ります。
というのも、小学生でもなければ10年単位、社会人であれば20年単位で学ぶ機会があったはずなので……
「だと、子どものまま一生成長しないんじゃない?」
なんて話になるから。
セクハラしない男性がいるのに、セクハラする男性がいるってそういうことですよね。本人の認識の甘さに付き合う必要はないので、ばっさり切っちゃって大丈夫です。
10年、20年学ばなかったものを他人が言い聞かせてわかってもらえる確率はそれほど高くないですし、ネット上だとアカウント変えたりも簡単にできるので向き合うこと自体が難しい。
ネットのセクハラは即ミュート&ブロックでも特に問題はなくて、若年層が入ってくる可能性があるならプロフィールや放送の概要などに注意書きなどいれておくかという話ですね。(Vの者だと規約にR指定のイラスト自体がNGなど書いてしまう人もいます)
注意したら視聴者やファンが減ると不安な人の為に
Vの者はセクハラに対して嫌と言ってしまうと視聴者やファンが減るのでは……と思う人もいるわけですが、逆に考えましょう。放置すると「そういう層が増える可能性」があります。あと、そういう視聴者が放置される状態であれば、「視聴者間で温度差ができて、下ネタが嫌いな視聴者が離れる」こともありえます。
自分がそちらの方面で売る気がないのであれば、早めに切っていかないと配信が荒れる可能性があるのです。Vの者であれば「配信を管理しているのは自分」であることを忘れないで下さい。なので、ブロックやミュートは自分が率先して行う必要があります。
それと、忘れてはいけないのは「○○しなければファンやめてやる!」「ノリが悪い!」は単純に価値観の押し付けであり脅迫なので、そういうメンタリティの人とは縁を切りましょう。その方が精神的に楽です。
訴えたりすることは可能だが割に合わないケースが多い
一応、繰り返し性的な言動を繰り返して送ってくるような人相手には訴訟が視野に入ったりします。TwitterにもYouTubeにもポリシーがあり、IP情報などの本人を特定するために必要な情報やログも残っています。弁護士に相談してコメントなどを残した個人を特定し、訴えることは不可能ではありません。
が、そのためには費用と時間がかかります。また、YouTubeやTwitterは海外企業になるため、訴訟のための手続きが複雑になるケースなどもあります。どの弁護士でも引き受けてくれるわけではないのもポイントで、実は訴訟のハードル自体が高かったりします。
弁護士にも得意分野があるので、「引き受けてくれる人を探す」までに時間かかるとかはあるあるなのです。
コメントが一度きりではそれこそ裁判のためのコストの割に合わないため、「ブロックかミュートして下さい」となるのが一般的になります。
また、裁判をする場合は「相手がどんなことをしたか」再確認したり、提出したり、相手が反論のために弁護士を雇った場合は「裁判で実際にどんなことをされたかを詳細に聞かれて心が折れるケース」もあったりで……
加害者側やその身内から、あるいはネット上で「ブロックしなかったってことは本当は楽しんでたんでしょう?」とか言われたら普通に傷つきますよね。
正直、被害者に優しくないのがセクハラに対する日本の現状なので、ブロック&ミュートを積極的に使った方が良かったりするのです。
自衛のためにできること
さて、では、Vの者が自衛のためにできる設定のコーナーです。
配信の概要に下ネタNGなどと注意書きを行う
一番わかりやすくソフトな方法です。書いても読まない人間もいるという話しもあるのですが、書いておくと
「読まないやつが悪い」で、一発ブロックする心理的なハードルが下がります。
比較的低年齢層の人間が来ることが多い場合は書いておくのも方法です。
特定ワードのブロック
YouTubeでは特定ユーザーをブロックすることができる他、特定のキーワードを含むコメント自体をブロックすることができます。
詳しくはこちらのリンクをどうぞ。
コメントとチャットのフィルタを設定する
https://support.google.com/youtube/answer/6109622?hl=ja
ブロックする単語やフレーズを追加するを開くと、ブロックしたいフレーズの追加方法がでてきます。
性的な言葉を事前にブロックワードとして登録しておけば、ブロックワードを含むコメント自体がブロックされます。ブロックワードを探って迂回してくるような人は悪質な人間なので容赦なく通報&アカウントブロックで問題ありません。
YouTubeには「個人に対する嫌がらせ」を通報する分類もあるのでさくさく通報しましょう。
モデレーターに自分のかわりに対処してもらう
また、信頼できる視聴者やVの者をモデレーターとして追加し、自分のかわりにコメントの削除や通報を任せることもできます。
詳しい設定方法はこちら
チャンネルにコメントのモデレーターを追加する
https://support.google.com/youtube/answer/7023301?hl=ja
ブロックに心理的なハードルがある場合はかわりにやってもらうのも方法です。荒らしが大量にきた場合は緊急的に視聴者に協力してもらって対処してもらう方法もあります。
反応はブロックと通報で返す
好きな人に嫌がらせをする男子の心理でも書きましたが、セクハラ系のコメントを拾ったり注意してしまうと相手が喜びます。
他人の面倒を見る必要はないのでさくさく見捨てましょう。あなたは相手のママではありません。
コメントに反応するほど逆効果になるのでやる場合は無言でブロック対応しましょう。
ブロックしても意味がないというのは「ブロックされる側」の都合が含まれるケースがあるので真に受けないのが吉です。複数アカウント簡単に作れるのがネットですが、YouTubeは放置するとコメントにも残り続けることに注意。
また、荒らそうとする人がいる場合は視聴者と協力して徹底的にスルー&ブロック&通報で対応するのが大切です。Twitterなど、別媒体で注意喚起の情報を流すことも大切なのであわせて利用していきましょう。
マシュマロのブロックも利用しよう
マシュマロのブロック機能を利用すると、同じ発信源(IP)からのマシュマロをブロックできます。
ミュートワードの設定もできるので、「設定」画面から設定するのもおすすめです。
リアルでもあまり変わらない?
色々書いてきましたが、リアルでもやることはあまり変わらないです。
「嫌なことは嫌であるという表明する。それを踏み込えたものはセクハラ、嫌がらせ」
で問題ないです。嫌だと表明しないとわからない人間もいますし、嫌悪感をあらわしてもやってくる人がいれば通報でも何でもやっていいのです。
ネットの場合は嫌だと表明する行動が「ブロックやミュート」になるだけです。その方が楽なので。
嫌だという意思表示があるのに近づこうとする行為は「他人の権利を踏みにじる行為」なのでアウトです。ただし、セクハラをする相手だからといって相手の悪評をばら撒いたり、報復的な行動をすればそれはそれで問題です。
セクハラはセクハラ、他の問題は他の問題なので、アウトなら企業の相談窓口、弁護士、信頼できる人に相談しましょう。まぁ、赤の他人が体触るとかだとセクハラ飛びこえて痴漢になる可能性もあるので警察に相談になることもありえますけどね。
最期に
今回はネットを中心にしたセクハラ防止の基本を男女別にわけて記事にしてみました。
セクハラはセンシティブな話ですが、そもそも「互いを尊重すれば発生しない」話でもあります。
セクハラは主に「これくらい大丈夫だろう」などと、「話しかける側・話題を出す側」が問題を起こすことが大半です。
それとは別に勘違いさせやすい行動やリスクがある行動もあるのですが……それはともかく、「やるやつが悪い」のは変わりません。
男性も女性も、信頼できる人相手以外に下ネタなどを振るリスク、無理にあわせようとするデメリットを考えるのがおすすめです。距離を置けるのがネットのメリットなので、距離感は大事ですよーということで。
評判が良い、あるいは続編などの希望があれば記事を追加しますのでよろしくお願いいたします。
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「最期に」ではなく「最後に」です