コラム

しらたま。のマニアックに語りたい!【第6回】セクハラの範囲ってどこから?男性向けの基本情報

Date: 2019/05/20 タグ: , ,

しらたま。

V界隈でもセクハラの話が出ていて、マシュマロ等で被害を受けたことからマシュマロ自体を閉じてしまうVも珍しくなくなっています。一方で、どこからがセクハラなのか良くわからない、無意識にセクハラになっていないかわからなくて怖いという声なども聞かれたりもします。

今回はVに限らずリアルでも重要になるセクハラの定義とその対策などについて書いていきたいと思います。

今回はセクハラを「する側」になりやすい男性向け記事になります。

どこからがセクハラなの?

記事化のきっかけになったのがこのマシュマロなわけですが、簡単に書きます。

「性的な話題で」「相手が嫌がったら」「不快な思いをしたら」

です。

以上。

……他の要素はないんですよね、これが。ただ、それだけで会話選ばなきゃいけないのかという人も多いと主ので更に詳しく解説していきますね。

 

個人個人で嫌な範囲が変わるのがポイント

セクハラあるあるなのが、「範囲が広すぎてわからない!」なわけですが、一番簡単な反論が相手が不快になるかわからない話題を出すのが悪いだったりします。

ポイントになるのが「そもそも相手がどんな人なのかわからない」ところからコミュニケーションをはじめなければならないこと。下ネタが好きな人もいれば、下ネタが嫌いな人もいます。多分、この部分は誰でもわかるはずです。

うけると思った会話が拒否されたら辛いと思うかもしれませんが、それよりも相手が不快と思ったことに対して謝罪の気持ちなどがないと

心理的に「自分>相手」の構図

ができてしまうのですよね。相手を大切にしたいと思うのであれば、まず不快にならない話題を選ぶという配慮が必要で、失敗したら謝って距離を見つめなおすことが必須になります。

今まで大丈夫だったから……ではなく、「異なる文化、背景で生きてきた人」と話す場合はその相手にあわせて学ばないといけないのですよね。それができないと、押し付けがましい人、空気が読めない人、そして性的な話しをするのであればセクハラをする人と認定されることになります。

 

セクハラに過敏に反応する人は多いのか?

そんなことで怒らなくても……と思う男性もいるとは思うのですが、女性目線で考えるとセクハラは非常に怖いものなのです。

例えば何気ない下ネタを女性にふったとしても、「そういう話題を出すということは、わたしは性的な目で見られている!?」と思う人がいるわけです。「そういうつもりで言っていない!」場合でも、女性からすれば判断ができません。だって、他人ですから

「冗談だった」加害者の常套句でもあります。一回くらいの発言であれば冗談で済まされる場合もありますが、言われただけで警戒する人も当然います。

性的な会話は「相手から自分がどう見えているか」考え、相手が冗談だと受け取ってくれる関係性を育ててからでないと危険なんですよ。下ネタは嫌い、そういう話は恋人としかしないという人もいるわけで、「お前は恋人じゃない」ってぶった切られても文句が言えない。

あと、「セクハラだと非難して逆ギレされて顔殴られたら、一生傷が残ってこれから先の人生が台無しになるかもしれない」って考える女性の気持ちってわかりますか?

ネットだから大丈夫? 「捨て垢使ってセクハラ繰り返すネットストーカーかも……」って考えたことは?

自分のことは自分が一番知っていますが、相手からすれば未知の生物なので腹の底で何を考えているかわからないわけで、「相手も怖い」からセクハラの範囲を広めに取らないと身を守れないんです。

実際に女性を狙った事件は後を絶たないわけですから。

また、問題起きたらダメージ食らうのは被害者側です。どれだけ精神的に苦痛を味わっても「悪気はなかった」って言われて問題にもならなかったらどう思いますか?

幸い、そういうケースは減りつつありますが、ゼロにはなっていません。セクハラを巡る裁判はありますし、セクハラ被害に悩んで自殺者が出るようなケースもあります。それでも、訴訟を起こす労力などで心が折れて、泣き寝入りする人がいることは理解しておきましょう。

無意識であろうとも男性が有利な立場に立っていることは多く、だからこそ相手を怖がらせていることも多いのです。女性に恐怖心を与えないようにするのは割と大切なんですよね。

なお、仕事なんかで彼女・彼氏がいるかを聞いたりすることがセクハラになることがあるのも「ワンチャンス狙われている?」と思われる可能性があるためです。業務と関係ないですしね。

あと、同性間でもセクハラは成立しますのでよろしくお願いします。

 

どこまで配慮するのが正解?

性的な話、下ネタは相手を選ぶ話題です。まず、苦手な人がいることを前提に、「初対面の人にふるのはリスクが高い」ことを理解しましょう。また、周りの人が下ネタをふっているから「自分もOK」とはなりません。

友人から話題を振られるのと、よく知らない他人から話題を振られるのでは受け手の印象が変わるからです。

V界隈においてはネットを通じてお話しをすることが基本になるわけですが、「アカウントは使い捨ても可能」であることを理解しましょう。名前かえたりアイコン変えたりすると「初対面の人」と認識される可能性が高まります。

で、視聴者とVの適切な距離感、V同士の距離感、相手が異性である場合の距離感、同性である場合の距離感は個人個人で異なります。

まぁ、仲良くなっていく仮定である程度やらかすことはありえるので、ある程度許してもらえる範囲もあります。ただし、一発で亀裂が入ることもありますし、調子に乗れば相手の負担が加速度的に増していきます。

推しにやったら推しを苦しめることになるので、性的な会話を好まない人相手には下ネタとかふらないように。

V同士でもかなり厳しいので意識ができない時点で危険なケースが多いです。脊椎反射で話しちゃうとどうしても自分優先になっちゃいますからね。

 

セクハラにならない会話はどうすればできるの?

相手の特性がわからないうちは下ネタは避けましょう。そして、相手のことを知りましょう。相手の趣味や好みなどをチェックすれば話題は増えます。相手がVtuberであれば過去の配信やTwitterの情報をチェックすればどんな人なのかはおのずとわかるはずです。

話題が増えれば下ネタ以外でもコミュニケーションができますし、相手を楽しませることができます。

どうしても下ネタが言いたくなる人は、「下ネタを中心にした話題しかつくれない人」というケースが多くなります。自分が下ネタが好きでも問題はありません。が、下ネタ中心だと下ネタが嫌いな人と会話が通じなくなるわけです。

推しが下ネタ嫌いなら推しと会話が通じなくなりますし、V同士のコラボなどの関係があれば打ち合わせの空気が重くなったり、企画自体が破綻したり、ブロックされたりする恐れもあります。

また、「男と女がいれば必ず恋愛感情が生じるもの」と考える人も間接的なセクハラを行いやすくなります。なぜなら、「男女の友情はありえる・実在する」という人からすれば、下手な恋愛の話はセクハラにしかならないから。

神経をすり減らしたくないのであれば話が合う人とだけ話していればいいので、自分自身が会話の相手を選べる、相手も会話の相手を選ぶ権利があるということも忘れないようにしましょう。

自分の価値観を外に出して主張しなければ衝突も起こりません。

 

それでもセクハラだという不安がぬぐえない場合は?

まず、相手のことを信用しましょう。相手が嫌がっていないのであればそれを信じるべきです。

それでも不安があるなら不安になる言動や話題選びを止める事が基本になります。

恋愛に限らず、相手が好きという気持ちがあると喜んでほしいという気持ちや、「言ってみたい」という衝動が生まれることがありえます。ただ、それは

自分の欲>相手の感情

になっていることがあるという話ですね。嫌がってたり、スルーされたりするのであれば止めましょう。それは続けない方がいいお話です。逆に、相手が食いついてくれる話があればそちらを伸ばしましょう。

自分自身に自信がなく、何でも疑ってしまう人もいるわけですが……相手の言葉まで疑うのは失礼になるので、そのあたりはわきまえましょう。

 

セクハラは罪になるのか?

セクハラは一言だけであればそれこそ「冗談である」可能性があるので、警察も弁護士もなかなか動けません。

ただし、ネット上では一発ブロックがありえます。なぜなら、冗談かどうかは相手からわからないから。

また、TwitterやYouTubeにも利用規約があるため、セクハラに限らず嫌がらせ行為は通報対象になります。

ストーカー規制法改正により、SNSなどで拒まれているのにセクハラ発言を繰り返した場合は警察の取り締まり対象になりえます。ブロックされた方が逮捕されないだけマシかもしれません。

ネット上の言動であっても精神的な苦痛を味わったことに対する損害賠償の定義など色々考えられるので、「嫌がられたら止める」「付きまとわない」のが基本になります。

冤罪が気になるって人もいますけど…… 訴えるのにも金や労力かかったりするのでセクハラ冤罪で裁判は難しいです。痴漢冤罪なんかとは全く別物なので、裁判起きたら冤罪というよりも「決定的な何か」をやらかしてないか疑った方が早いです。

怖いなら、まず会話する女性との信頼関係育ててください。で、危なそうだったら距離おきましょう。その方がお互いのためです。

 

セクハラにOKラインはない

セクハラは嫌になった時点でセクハラです。セクハラにOKラインはなく、個人と人と人の関係性によってセクハラか下ネタなども含めたコミュニケーションが可能かどうかのラインが変わります。

安易な基準を求めるのではなく、目の前の人がどんな人かを考え、危険性の高い話題を持ち込まない事が大切です。

エッチが会話が好きであれば、同じくエッチな会話が好きな人を探して話題をふった方が確実です。

わからないからといって「あなたはエッチですか?」なんてだれかれかまわず聞いて回ったらそれはセクハラ扱いされるよって話ですね。

 

次回予告

次回は同じくセクハラ問題について、女性が知っておいた方がいい身の守り方や、何故セクハラする男性が多いのかという男性心理などを紹介します。

近日中に作成いたしますので少々お待ちを。



記事作成

しらたま。

専業クラウドワーカーでフリーライター。コラボにでたから実質Vtuberと言い張る勢。VTuber個人勢向けコミュニティサイト【indiVTubers】の企画・記事作成協力者。


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